2007年02月28日
(6)日本人にとっての英語・英会話
幼児期・小学生という段階から英語の習得をスタートすることの意味合いについて、色々と考察してきました。
正直なところ、これだけ街にカタカナ英語が氾濫し、英語の歌が一日中流れ、外国人が通りを闊歩し、洋書の新刊が平積みで書店に並べられ、CNNがオフィスで一日中流れる世の中になっても、いまだ英語そして英会話というものは、大部分の日本人にとり縁遠い世界にあるようにも思えます。
それなのに、その現実がまったく存在しないかのように、日本社会は英語教育の強化と早期化を旗印に、どんどんと走り出しているかのように思えます。
今日の日本人にとっても、教材や指導のハウツーがこんなに進歩しているにも関わらず、英語を気軽にそして自在に使いこなす社会の到来は、まだまだ遠い先のように思えます。
同時に、「日本人ここにあり」と、そのアイデンティティを国際社会で示すための、有用で実用的な英語を教えることのできる教師陣、そしてそれを促すための社会的インフラも、まだまだこの日本には不足しているように思えます。
しかしながら、これらの問題すら、ワタクシとしては、いつかは解決に向かうような気がしています。