書店でつい買った本
仕事がはやく終わった日、帰りに駅前の書店の英語本コーナーを久しぶりにのぞいてみました。
いや~なんだかいつ行っても、新手の英語本や英会話本が山と平積みになっていて、パラパラめくって立ち読みするのが本当に楽しいです。
ワタクシ的に「ほう!」と思った英語関連本は、この日記でも折をみて、英語や英会話学習のご参考までにドンドン紹介していきたいと思ってますが。
しかし、本日買って帰ったのは、英語と直接関係のない「ひとつ、村上さんでやってみるか」でした…自分でも何故?(笑)と思うのですが。
個人的に村上春樹さんの大ファンというレベルではないけど、エッセイは好きでたまに読むかな、といったところです。
これは読みやすそうだったので、思わず買っちゃったよぉ、という感じですね。
この本は、読者のメール質問に対するご本人の回答集シリーズなのですが、その中で、英語に関する質問についての回答に、いくつか参考になる発言があります。
これは村上さんの英語に対する考え方がうかがわれて、興味深かったですね。
以下、同書から差し支えなさそうな範囲で、いくつかあげさせていただきますと…
・『僕の経験から言いまして、最初に外国語で読む本は、読みなれた作家のものがいちばんいいような気がします。』
・『外国語を「いちおうしゃべれる」基準というのは、前もって文章をこしらえておかなくても電話をかけられる、ということだと僕は思っています。』
・『外国語を習得する方法は(ほぼ)ひとつしかありません。それは外国語を習得しなければ生き残っていけないという環境に身を置くことです。』
・『いずれにせよ、英会話習得のコツというようなものはどこにもありません。…(中略)…ある程度の資本投下と、熱意と、長期にわたる我慢強さが必要とされるだけです。コツはありません。それは僕が保証します。』
どういう文脈の発言かにご興味のある方は、ご自分で購入の上(笑)お読みになって下さいね。
ワタクシとしては、英語がしゃべれるモノサシとして電話をもってきているところなどは、そうだよな~と思いましたが。
あと、最後のところで、「保証」してくれたのは、ちょっと嬉しかったですね。
ワタクシがこの本で一番心に残った言葉を引用して、最後を締めたいと思います。
英語とは直接関係ありませんが…。
・『僕は自分の経験から思うのですが、人生というのは「ひとつの愚かしさのフェーズ」から「べつの愚かしさのフェーズ」への移行でしかないような気がします。ですから過去のご自分の愚かしさはあまり気になさらない方がいいと思います。』