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英単語学習ソフトを、もっと使いこなすために。


自分の英語・英会話が多少なりとも上達したという手ごたえを感じる頃に、どうしても感じてしまうのが「手持ちの語彙の少なさ」じゃないでしょうか。

つまりは「どれだけ英単語を知っているか」という話ですよね。


なかでも日→英、英→日どちらでも瞬時に置き換えることのできる"working vocabulary"が、自分のなかでどれくらい自信の持てる厚みのあるものになっているかが大事です。

ひとつの単語を見てその意味をとるのに3秒もかかっているようでは、実践ではとても使えたものじゃないですからね。


で、英単語のおぼえ方そのものについては、以前の記事でもあれこれ書いたとおり、ワタクシ自身はとうの昔に結論が出ていて。

「五感をなるべくたくさん使って、地道に反復練習する」のがベストであり、時間の経過に耐えられる(つまりど忘れしない)ほとんど唯一の記憶法であると、確信しているわけです。

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英単語の記憶法の価値を測る指標は「数年後にどれだけ覚えたままでいられるか、自分の血肉レベルになっているか」ですから。


「この記憶法を使って、この1週間でこんなにたくさんの英単語覚えました」というのは、実はよく勉強した自分をほめる以外の意味は無いんです。

どうせそのうちすぐに忘れてしまうんですから(笑)。


しかし問題なのは、この「読んで発音して、何度も見て書いておぼえる」といういわば「英単語学習の王道」が、どうしても時間がかかりすぎること。


だからつい易きに流れて、他になにか手っ取り早い方法はないか…とイロイロ探してしまうわけなんですが。

自分だけが知らないとってもいい方法が世界のどこかにあるような気が、どうしてもしてしまうんですね(これは英語学習に限ったことじゃないですけど)。


ワタクシのこれまでの数十年の英語学習歴で経験的・体感的に言えるのは、「まったく別の英単語記憶法を探すよりは、この王道の実践にかかる時間そのものをできるだけ短縮・効率化する方法・コツを自分なりに探すほうがベターだろう」ということです。

具体的には以前書いたように「記憶する時と復習する時の、時間や場所などの周辺環境をそろえる」とか、「書き取り練習でBoogie Boardを使ってみる」とか。

いわば、ちょっとした「コツ」の世界です。


たとえば手ぶらででかけた外出先でちょっと空き時間ができた場合のように、24時間365日いついかなる状況であろうとも、自分が覚えようとしている英単語の反復練習が即座にできる環境は、すでにお持ちでしょうか?

スマホやケータイにデータとして入っている、あるいは昔ながらのボロボロの紙の単語帳でもOKですが。

そのような環境をまだ自分なりに作っていない方は、新しい英単語記憶法を探しまわる前に、まずはそこを整えることから始めたほうがいいですね。


で、その環境ができている人がさらに英単語学習を効率よく進めるためにはどうするか…ですが、これはすなわち、「読む・聞く・書く・話す」の4つを練習する中で、どこにかける時間を最小限にするか?という問題だと思うわけです。

どれも大事ですし、全部やるのがベストだということを当然の前提として、それでもあえて言い切るなら、「書き取りの練習」時間を減らしてそのぶん他の3技能のブラッシュアップに充てること。

限られた時間のなか、現実的にはこの方向しかないんじゃないか…と思うわけです。


自分の手を使って書く行為は、記憶に残りやすいメリットがあるいっぽう、物理的な時間と肉体的なエネルギーがもっとも取られる所作です。

したがって書き取り練習をちゃんと行なった場合、触れられる英単語数を原理的に多くすることができない

ペンを持つ手だって、すぐに疲れてきますからね。


そのぶん「読む・聞く・話す(その英単語を、口に出して発音してみる)」という3動作なら同じ時間を使ってより多い単語数・より多い回数を消化できるし、書く行為に比べれば肉体的な疲労度も少ないはず。


自分の血肉レベルのworking vocabularyをできるだけ効率的に構築するために、実際に書く練習は、スペリングがかなり難しい一部の単語を除いて行わない。

そのぶん、たくさんの英単語を見て聞いて、意味をとる時間に充てる
ように心がける。


おそらくスペリングもうろ覚えで、実際に紙に書いてみると間違えるようなことも多くなるでしょう。

それは後で弱点強化することにして、それでもまず英単語ボキャビルにおいては、読む聞く話すの3つを一生懸命にやる。


そのための時間効率と学習効果をどうやって上げていくかを考える
べきです。

「どういう方法論で覚えるか」では無くてね。


で、そのためにもPCの英単語学習ソフトをぜひ取り入れてみましょう…という話をするつもりだったのですが、またもや前フリだけでこんなに長くなってしまったので(笑)、その話は次回に続けます。

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