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  1. 「英語の勉強、面倒くさい」という気持ちとの戦い方(3)。
  2. 「英語の勉強、面倒くさい」という気持ちとの戦い方(2)。
  3. 「英語の勉強、面倒くさい」という気持ちとの戦い方(1)。
  4. 英会話フレーズや英単語暗記、初めてインプットする時の環境が肝心。
  5. 英会話学習本、近頃は良書多し。またまた、必読の一冊。


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    英語・英会話 上達そこツボ!日記
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    2007年12月27日

    「英語の勉強、面倒くさい」という気持ちとの戦い方(3)。


    ちょっと間が空いてしまって、申し訳アリマセンでした。

    「英語・英会話学習における面倒くささの克服」をどうするか、というテーマの三日目であります。


    前回は三つある個人的克服法の、ひとつめをご紹介しました。

    それはすなわち、「やらないで済む状況のときは、極力やらない」というだけのこと。
    その間に他の雑用などを片付けて、後のための時間を大きく空け、心の中の「久しぶりに英語・英会話をやってみたいんだ!」という、ある種の飢餓状態が最高に盛り上がるまで待って、最後に一気に開放するようにする。

    そうすると脳だけでなく、目も耳も、体のすべての器官が、おぼえるためには最高の状態で働いてくれる。

    まとめると、そういったことでした。


    本日は、ワタクシ的「面倒くささの克服法」の、二つ目のご紹介となります。

    ご紹介した最初の方法を、英語・英会話学習においても時おり行っているうちに、いつの間にかそれを、変則的に応用するようになってしまいました。

    すなわち、「やらないで済む状況のときは、極力やらない」などというレベルでは済まなくなってしまい(笑)「やれる状況の時であっても」、その場はあえて見送り、時間的締切がギリギリになるまで待ってから、集中して一気に、英語・英会話学習を大量に行う」というやり方を、時々するようになってしまったのです…。


    一言で言えば、「締切のある時は、締切がギリギリに近づくまで、あえてやらない」大作戦です。


    もう、こう書いただけで、反論が矢のように飛んでくるのが想像できます。

    そもそも、大量に成すべきことに追われる忙しい現代、こういう状況に陥ることを避けんがために、「タイム・マネジメント」の重要性が、これだけ声高に叫ばれているのでしょう。

    だいたい、ギリギリにやって仕上がらなかったら、どうするのだ。
    それに時間がおしてから着手したところで、急いでやっているぶん、よい結果など期待できるはずもない。

    スケジュール管理をしながら、毎日少しづつ量をこなすことこそが重要である。

    反論の主なポイントは、そんなところでしょうか。


    しかしですね、ワタクシだけではなく皆さんだって、人生において仕事でも宿題でも、睡眠時間を削ってやって、締切ギリギリになんとか仕上げた…ってことが何度もあると思うのですが、いかがでしょうか。

    その是非は横において、その時の心理状態としては、「パーフェクトではないにせよ、期限までにはなんとかやり終えた!やったぞ(あるいは、やれやれ)」といった気持ちのほうが、強くはなかったですか?

    つまり、達成したその内容の質の検証などよりも、明らかに「期限まで達成できたこと」そのものを喜ぶ心理状態に、なっていませんでしたか?

    こういう気持ちになることこそが、延々と果てなく続く、「英語・英会話学習」においては、実は大切なことではないかと、思うわけです…。

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    英語・英会話 上達そこツボ!日記

    2007年12月20日

    「英語の勉強、面倒くさい」という気持ちとの戦い方(2)。


    前回は検索エンジンMs.Deweyの面白さに興奮してしまい、1回中休みしてしまいましたが、前々回でお話ししていた「英語・英会話学習における面倒くささの克服」をどうするか、というテーマに戻りたいと思います。

    前々回の復習をちょっとしときますと、英語・英会話で「面倒くさい」という気持ちががもたらす最大の害悪は、学習の放棄によって、これまでの積み重ねがゼロに帰してしまうことである。

    その一線さえ守れるなら、むしろどうすれば楽ができるかということで、英語・英会話の勉強の効率化をはかる工夫につながることから、「面倒くさい」と思うのもそう悪いことばかりではないよ、といった話をしたわけです。

    で、「英語・英会話に触れるのが面倒くさい」と思ったとき、個人的にはどう対処しているか、というお話をする、と予告していたわけでした。

    本日から、その個人的方法論について、お話しします。


    なお、あらかじめ申し上げておきますが、ワタクシのやり方は、思い込みなり個人的なクセが多少入っているので、これが良いやり方だ、という意味でご紹介するわけではありません。

    「他の人(学習者)がどういうやり方をしているか」については、読者の方にとっての関心事だろうと思うので、ひとつの実例として、ご紹介しておくということです。


    本人としてもかねがね、もっとよい克服法が世の中にはたくさんあって、それこそ自分がその実践を「面倒くさがって」いるだけではないのか?という不安が、内心ではぬぐいきれていません。

    特に時間管理の専門家からはむしろ、「最低のやり方」と批判されそうな気すらします(笑)。

    なので、あくまでこういうやり方をしている人もいる、というご理解のもと、以降をお読みください。


    まず一つ目…。

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    英語・英会話 上達そこツボ!日記

    2007年12月12日

    「英語の勉強、面倒くさい」という気持ちとの戦い方(1)。


    久しぶりにシリーズで、コラムを書いてみたいと思います。

    英語・英会話の勉強を長く続けていると、どうしても「あぁ、勉強するのがタルイなあ、面倒だなぁ。」と思う瞬間が、断続的に、ないしはしょっちゅうやってきます。

    これは、当人以外の勉強をやらせる側からすると、「英語がうまくなりたいという熱意が足りないから、そんなことを言うんだ。」などと、お説教のひとつもしたくなる傾向が、どうしてもあるようです。

    ま、「勉強しなきゃ、大きくなって困るんだからね!」と子供を叱るお母さんと、根本的には一緒ですね。

    これは、叱る側と叱られる側の思い・感覚が、なんというか別次元にあって交わるところが無いので、叱られる側の「面倒くさい感」を解消するには、あんまり役にたたないことが多い。
    そもそも「同じ感覚を共有する」こと自体が生じていないわけですから、説得も効果がないわけです。


    さもなくば、「突き放す」というやり方もあります。

    英語の勉強法の本などを読んでも、「楽して英語は身につかない!」「できないならアナタには向いていない、止めなさい!」と、一言でバッサリ切って捨てている厳しい御仁が、多いようですけどね。

    英語・英会話に限らず、スポーツでも仕事でもなんでも、人には向き・不向きというものがあるのは事実ですので、これはある意味では正解なんですけど。

    ただ、そう突き放して言う当の本人こそが、「英語の勉強が続かない人間が、どうしたら勉強を続けられるようになるのか」という解決方法を探しだして提示することを、まさに「面倒くさがっている」場合もずいぶん多そうです。

    「そういうあなただって、アドバイスするのを面倒くさがってるじゃん」と、ツッコミのひとつも入れたくなったりします。


    しかしこのように、他人様から、しかられたり突き放されたりしているぶんには、まだマシかもしれません。

    世の中には、この英語・英会話学習者の面倒くさい心理を突き「楽な方法の提案=面倒くささの解消」というストレートな図式で、これをビジネスチャンスに転化してしまう人たちが、極めて多く存在するので、油断がなりません。

    というか、英語・英会話産業は、ことさらそういう傾向が強いような気がしますが気のせいでしょうか。
    そうじゃないと、この業界、ここまでデカくなっていないでしょう。

    ビジネスに転化した結果の商材が「毎日CDを聴きつづけるだけで、楽々!たった4週間で英語が話せるようになった!今までの苦労はなんだったの!?」とか、ま、そんな感じのヤツです(笑)。

    しかし、このようにしてビジネスする側をどうこういうつもりは、別にありません。

    「面倒くさい」ということの本質は、「もっと楽をして結果にたどり着きたい」ということですから…。

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    英語・英会話 上達そこツボ!日記

    2007年12月07日

    英会話フレーズや英単語暗記、初めてインプットする時の環境が肝心。


    昨日は、一週間に1回くらいのペースでやるようにしている「一日断食」の日でありました。
    といっても、野菜ジュースくらいは飲みますが。固形物の摂取を厳禁にして、終日過ごします。

    メタボ対策という意味もありますが、一日断食の効果をもっとも実感するのは、一晩寝て起きた翌朝の、目覚めの瞬間ですね。

    なんというか、それはもう「ものすごい体調の良さ」を実感するわけです。体の中が末端までチューンアップされているかのような、手足の隅々まで、神経細胞が活き活きと冴え渡るような感じ。

    ま、しかしこの感覚も長続きせず、次の日に食事を一日三食の通常のサイクルに戻していくなかで、いつの間にか消え去ってしまうわけですが。

    この「朝起きた瞬間の爽快感」を味わいたくて、たまにやる「一日断食」、苦しいにもかかわらず、意外にも続いていたりします。


    さて、この前フリから、英語・英会話関連のお題へとつながるわけですが。

    人間である以上、何かを暗記したり学んだりといった作業を、一日24時間あるなかで一体いつ行うか?といったことを考えてみると、当然に作業効率の良し悪しの波があるわけですね。

    仕事をしている人は、帰宅後の夜でないととても勉強時間が取れないとか、プロジェクトで多忙で週に2回もできればオンの字だとか、時間をひねり出すことそのものに、苦労されているかもしれません。

    以前もこのブログで書きましたし、また一般によく知られていることですが、「朝の時間」は脳が睡眠による休息をとってリフレッシュされている状態になっているため、英会話フレーズや英単語などの暗記モノなどにオススメの時間帯であること、これは間違いありません。

    また、日中や夜であるにせよ、周囲の雑音のない静かな環境で集中してやれる時間帯は、通勤電車の中で参考書を開いているときよりも、質の高い時間帯であると言えるでしょう。

    このように一日24時間の中で、英語の学習という視点で注意深く観察してみると、「明らかに暗記作業に適した状況の時間帯・環境」、「明らかに暗記効率が落ちる時間帯・環境」に、区分けできるわけです。

    このうち、前者の時間帯の絶対量を増やすように工夫することが大切なのは、言うまでもありません。

    しかし本日、ワタクシが強くオススメしたいのは、とりわけ「初モノ」となる英会話フレーズや英単語の暗記について、「明らかに暗記作業に適した状況の時間帯・環境」に集中させて、それを全部使ってやるようにしよう、ということです。

    頭が最高のコンディションを保っている時間・環境で、その時間をほぼ全部投下するべきは、初めてお目にかかる英単語やフレーズの、暗記・インプット作業。

    復習や、暗記以外のルーティン作業などでこの黄金の時間帯を費消することは、スパッと止めましょう。

    もっとも暗記作業に適した、ひとり静かに集中できる早朝などの時間帯に、これまで見たこともない「初モノ」の英単語・英熟語・英会話フレーズを、自分の頭の中に強烈に刻印する。

    これだけに、全力投球することです…。

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    英語・英会話 上達そこツボ!日記

    2007年12月02日

    英会話学習本、近頃は良書多し。またまた、必読の一冊。


    気のせいかもしれませんが、最近は英語・英会話学習本の質がなんだかグッと上がってきているようで、「これはいいな」と思える本が、いくつも目につきます。

    新刊のようですが、この英会話学習本、オススメします。


    英会話の正体―地道な努力が報われる本(山本大 著 国際語学社、1,365円)


    以前ご紹介した、「ネイティブ信仰はやめなさい」(当ブログの紹介記事はこちら)と一緒に、この本もぜひ読んでいただきたいですね。

    この二冊は、英語・英会話学習にたずさわる者ならば、読んで絶対に損はしないと思います。


    この二冊の著者に共通するのは、やはり数十年にわたりこの日本で日本人に英語・英会話を教え続け、その習得に苦しむ日本人の姿を、見続けてきたことでしょうか。

    そして、これまで喧伝されてきた「俗説」としての数々の学習法が、日本人の英語学習において必要なプロセスではないということを、実体験を加味しつつ、わかりやすく説明している点でしょう。

    俗説とは、「Think in English、英語で考えろ」「英語は聴けなければ話せない」「ネイティブとたくさん会話することが大事」「文法は気にせず、どんどん話してみよう」といったようなことですかね。
    他にもたくさんありますけど。

    "Think in English"については、英会話学校でそうやって生徒を指導しているネイティブの講師たちが、おそらく今でもたくさんいるんでしょうね。

    (これは私見ですけど、"Think in English"はうまくなってはじめて、やるべきことです。ビギナーとして英会話学校に来ている生徒には、むしろ禁句の部類ですね。)

    あと、「聴けなければ話せない」というのは、ものの言い方として「宝くじは、買わなきゃ当たらない(そういや、年末ジャンボの季節ですな)」とかいって、たくさん買い込む人になんだか似ている…と思いませんか。

    宝くじをどれだけたくさん買っても高額賞金がまず当たらないのと同様、いくらたくさん聴いたところで、それだけで「ある日突然、英語が口からあふれだす」(といって、新聞広告などで大々的に宣伝している英会話教材もありますが)…なんてことは、フツウ無いんですよね。

    そこまではウスウス直感的にわかっていても、ではナゼ?そうならないのかについては、きちんと説明できるでしょうか…。

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