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「英語の勉強、面倒くさい」という気持ちとの戦い方(2)。


前回は検索エンジンMs.Deweyの面白さに興奮してしまい、1回中休みしてしまいましたが、前々回でお話ししていた「英語・英会話学習における面倒くささの克服」をどうするか、というテーマに戻りたいと思います。

前々回の復習をちょっとしときますと、英語・英会話で「面倒くさい」という気持ちががもたらす最大の害悪は、学習の放棄によって、これまでの積み重ねがゼロに帰してしまうことである。

その一線さえ守れるなら、むしろどうすれば楽ができるかということで、英語・英会話の勉強の効率化をはかる工夫につながることから、「面倒くさい」と思うのもそう悪いことばかりではないよ、といった話をしたわけです。

で、「英語・英会話に触れるのが面倒くさい」と思ったとき、個人的にはどう対処しているか、というお話をする、と予告していたわけでした。

本日から、その個人的方法論について、お話しします。


なお、あらかじめ申し上げておきますが、ワタクシのやり方は、思い込みなり個人的なクセが多少入っているので、これが良いやり方だ、という意味でご紹介するわけではありません。

「他の人(学習者)がどういうやり方をしているか」については、読者の方にとっての関心事だろうと思うので、ひとつの実例として、ご紹介しておくということです。


本人としてもかねがね、もっとよい克服法が世の中にはたくさんあって、それこそ自分がその実践を「面倒くさがって」いるだけではないのか?という不安が、内心ではぬぐいきれていません。

特に時間管理の専門家からはむしろ、「最低のやり方」と批判されそうな気すらします(笑)。

なので、あくまでこういうやり方をしている人もいる、というご理解のもと、以降をお読みください。


まず一つ目…。

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面倒くさいと思ったときは、そのときやらないで済む状況のときは、極力やりません

「英語・英会話の勉強がしたい!」という気持ちが大きく盛り上がるときまで待ちます。

なんだソレ?と思われるでしょうが、一応自分なりの理屈はあります。

面倒くさがってるというときは、そもそも心も脳も手足も目も、学習に必要な体の主要器官がすべてサボりモードに入りかかっているときだと思いますので、それらすべてを覚醒させ立て直すこと自体、容易な作業ではありません。


私が思うに、学習というのは、体の各器官がそれぞれの成すべき作業を駆使して行う総合プロジェクト、オーバーに言えばオーケストラの演奏であります。

学習成果を求める場合、メインの器官として振舞う脳だけがスタンバイしていれば、いつでも勉強できる、というほど、単純なものでもありません。


さて、あまりに英語・英会話の勉強をやらない期間が長引くと、今度は反動で「そろそろ、あの英単語集のやり残しを最後までを仕上げてしまうか」などと、何かのはずみで、前向きな気持ちに戻るときがあります。

別に無理に気分転換なぞして環境を変えようとしなくとも、やらなかった反動として、再びそういう気持ちになるときが、必ず訪れるわけです。

自分の場合は、いきなりそういう気持ちに戻るわけではなく、ちょっとした"気持ちのうずき"のような前触れがきて、それが枯葉についた火の粉のように、自分の中で数日間、ブスブスとくすぶりつづけます。

その間も、英語の本などには手をださず、他の雑用などを片付けて、後にやる英語の勉強時間をまとまって確保するための環境整備に、これ努めるわけです。

この雑用片付け作業を先行させておくことが、個人的にはポイントですね。

その間は同時に、心の中のその燃えさしが、もっと大きな火となって拡がるのをじっと待っているわけですね。


飢餓状態をじっくり育てたあとに、「よし、しばらくぶりに英語の勉強でもしてみるか!」となった頃合を見計らって、一気にやる。

このようなときは、体の各器官が脳をサポートするべく、休んでいたぶん最高の働きをしてくれるわけです。

加えて、そういう気分が数日くらい続くよう、まだ出来るという余力を残したまま、一日分の学習量は、やや心残りの状態で終えるようにします。

そうすれば、快調なコンディションで学習できる期間が、三日間くらいは続くことになりますから。


ただし、この「気持ちが最高潮に盛り上がるまで、周辺環境を整え、やらずにあえて待つ」アプローチには、ひとつ条件があります。

おわかりのとおり、あくまで時間的状況としてサボりを許してくれる時だけ有効、ということです。

締め切りが迫っているときとか、時間的に切迫しているときは、全器官をたたき起こして、それこそムチを入れまくってやらざるを得ません。

その繰り返しが多かったこともあり、あろうことかもうひとつの、「面倒くさい」気持ちを克服する禁断の方法論(笑)に、開眼してしまったわけです。

この二つ目の方法論については、長くなりましたので、また次回とします。

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