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  1. 英語・英会話、「細部にこだわり、細部にこだわらない」姿勢。
  2. 初心者ほど、「英会話学校」「短期留学」に行かないほうがよい理由。
  3. おススメ英会話本のご紹介、トッピングで「私の学習スケジュール」も。
  4. 「英語脳」が「廃用性萎縮」に陥ってしまう、この落とし穴に注意。
  5. 「がんばらない」「あきらめない」は、「英語との付き合い方」でもある。


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    英語・英会話 上達そこツボ!日記
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    2007年11月25日

    英語・英会話、「細部にこだわり、細部にこだわらない」姿勢。


    英語の勉強に限ったことでもないのですが、個人的に好きなフレーズのひとつに「神々は細部に宿る」という言葉があります。

    「英語・英会話をマスターする」という目標は、自分にとって、たとえていえば「どっしりそびえ立つ、樹齢ウン百年の大木」のようなイメージがあるんですね。

    でも遠めにみてそびえ立っているそんな樹木も、近づいてよく目をこらすと、一枚一枚の葉が息づいている、見えない細胞の巨大な集合体なわけでして。

    比ゆ的にいえば、自分の英語という樹木を形づくっている葉っぱや枝や根は、いわば英単語の一つ一つや英文フレーズの暗記、発音練習、日々のスピーキングやリスニングの練習、バックグラウンドとなる関連知識の吸収、といった、細々とした日々の学習に相当するわけです。

    つまるところ、立派にそびえ立つ樹木を最後の最後に拝むためには、そういった細々とした面についての学習を続けることが欠かせないわけで。

    だからこそこの「神々は細部に宿る」という言葉は、日々の忙しさや面倒くささにかまけて、つい細かいところをはしょってしまい、「まぁこのあたりでいいだろう」と適当なところで学習をやめてしまいたがる、自らに対しての戒めの言葉になっているのですが。

    細かいところを詰めていく気持ちを途中で失ってしまうと、そこには神々が宿らない。
    したがって他の国で使われる言葉を理解し使いこなすという、ある意味「神がかりな」(笑)パワーが自分の中に舞い降りてこないのではないか、と漠然と思っているわけです。


    しかしまた一方で、ここがさじ加減というか、非常に難しいところだと思うのですが。

    細かいところに過度にこだわってしまうと、今度は英語という巨大樹木の成長自体がじりじりと遅くなってきて、自分の中のモチベーションを保つのが、難しくなってきたりします。

    ときどき樹木から数歩遠ざかってみて、「どれどれ、どこまで大きくなったかな」と木々の成長を確認する楽しみがないと、なんのために自分は英単語を一日数個ずつおぼえようとしているのか、語源のチェックをやっているのか、「レストランで使われる英会話フレーズ集」などというものに向き合っているのか(めったに行きもしないのに)が、あるときフッと、わからなくなる時がある。

    そしてそう感じる瞬間がだんだん増えてくると、勉強していること自体、無意味な作業のように思えてきたりして、これは語学学習においてはキケンな状態になってきます…。

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    2007年11月18日

    初心者ほど、「英会話学校」「短期留学」に行かないほうがよい理由。


    英語・英会話に触れる機会は、外資系企業勤務だとか大学での専攻が英語だとか、外的な環境としてそのように用意されたものがない限り、この日本でごく普通に生活している限りは、そうそう毎日は訪れてこないはずですよね。

    だからこそ、みんな意識して自分で学ぼうとし、自分なりのアプローチで、英語・英会話の世界に入り込もうとする。

    そしてそういう人たちが多いからこそ、英語産業・英会話産業なるものがここまで発達をとげ、これまでの人生で英語にまったく関わりのなかった人に対しても、TOEICが会社や就職試験で一律で課せられたりしている。

    こういう環境にいると、どうしたって英語・英会話については「情報流入過多」の傾向にある、言わざるを得ません。

    一方で、せっかく得た英語・英会話についての情報を使う肝心の機会のほうは、自然にまかせていると、あまりに少ないですよね。

    だから、ごく単純に「読んだり話したりする機会がないからだ、使う機会を増やさないと…」と考える人のなかには、あまり深く考えもせず、英会話学校にローンを組んでまで申し込んだり、日本を脱出して短期語学留学なんかに行っちゃったりする人がいます。


    しかしここには、ちょっとしたワナが潜んでいるように思えてなりません。

    いかにこの日本に置いて英語・英会話「情報の流入過多」にあるにせよ、それはアナタの英語・英会話力における「インプット」が増大していることとは決してイコールではない、ということです。

    いってみれば、これらチマタに渦巻く英語・英会話熱は、好むと好まざるとにかかわらず、アナタの中を一瞬だけ、素通りしているだけにすぎない。

    それは、アナタが意識して自分の血肉にしようと試みる作業であるところの「インプット」という作業と、はっきり分けて取り扱われなければならない。

    したがって、アナタが日々嘆いているはずの英語・英会話の「アウトプット」の機会の少なさと対比されるべきは、アナタの「インプット」の量であって、アナタの前に一瞬だけ現れた後に、風のようにすりぬけていく「英語・英会話情報」の膨大な量と、比べられるべきではない。


    量の比較は、「インプット」VS「アウトプット」の関係において、モノサシを正しくそろえた上で、成されるべき
    であります…。

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    2007年11月14日

    おススメ英会話本のご紹介、トッピングで「私の学習スケジュール」も。


    しばらくぶりに、オススメ英会話本のご紹介です。


    新刊で、この4月にもおススメした、「コレ英語でいってみよう!」の続編にあたる、”オフィス英会話&ビジネスシーン版”です。
    本の構成・編集・デザイン面も前著を踏襲したスタイルで、再度オススメしたいと思います。

    オフィスのオトナ語ぴったり英語フレーズ―コレ英語で言ってみよう! 2 (岩村 圭南著、アルク、1,470円)

    といっても、パラパラ見た限りでは、オフィス以外、学校や家庭、ごく普通の会話シーンで使える英語フレーズがずいぶん多いようですから、会社勤めをしていない方であっても、まったく問題なく使える本です。

    さて、この本の内容構成は、前回の記事英語表現のバリエーションを増やすための、おススメ本。のビジネス版として考えてよいので、前回の記事をご参照いただければと思います。

    今回も、365フレーズ(一日1フレーズのペース)から成っています。

    前著と異なる点としては、あらかじめCDがセットされていること(前著は、音声ファイルを有料ダウンロードでした)。
    コストパフォーマンス的にはこちらのほうがありがたいので、これは改善と言えるでしょう。

    さて、これで終わってもなんですので、この記事を書いた本日がちょうど11月の真ん中でもありますし、「この年末までにこの一冊をマスターする場合、ワタクシならこうする」という、勉強スケジュールを、ご参考までに書き添えておきましょう。

    あくまで、ひとつのやり方ですけどね…。

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    2007年11月09日

    「英語脳」が「廃用性萎縮」に陥ってしまう、この落とし穴に注意。


    「英語・英会話の上達を考えるブログ」と言いながら、最近は全然違うアングルから話をスタートすることが、自分でも多いような気がしています…。


    ということで、いきなりですが、「廃用性萎縮」という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか?

    簡単に言えば、長い間、身体の器官や機能の一部を使わなかったために、その部分が衰えて小さくなってしまうことです。

    たとえば、筋肉を使わないでいると萎縮して筋力が低下するのは、この「廃用性萎縮」の一例です。

    健康な人であっても、使わないと筋力の衰えなどの「廃用性萎縮」が、意外なほど速いスピードで進行するらしいです。

    これは人間の器官のほとんどが、『使わなければ、使えなくなってしまう』性質を持っていることから、生じるんだそうです。


    そろそろ話をどういう方向に持っていこうとしているかおわかりだと思いますが(笑)、この「廃用性萎縮」は筋肉や器官だけの話ではなく、アタマに対する刺激が少ない場合、脳を使わなくなった場合にも、モチロン現れます。

    いわゆる認知症とかアルツハイマーなども、本当はこの脳の「廃用性萎縮」が原因の大半ではないか、という説もあるくらいで、日々アタマを使うことが、いかに大事かということなのですが。


    皆さんはモチロン、ご自分の「英語脳」の廃用性萎縮を回避すべく(笑)、日々トレーニングに励まれてることでしょうから、英語の勉強を続けないとアタマと口が「廃用性萎縮」にかかっちゃうよん、といった、ごく当たり前のことを言いたいわけではありません。

    そうではなくて、英語の勉強「だけ」をコツコツ続けることによる、脳への刺激が刺激でなくなる、単調な日常のありふれた行為になってしまうことの危険性を、ここでは声を大にして言っておきたいのです。

    毎日コツコツと、「本日のノルマ、英単語30個を予定通り消化」などと、自分を律しながら積み上げていけるのはもちろん貴重な能力であり、そうできること自体、まさにその人の強みです。

    しかしここでのポイントは、英語・英会話の学習を続けていたとしても、受け取るアナタの脳が、果たしてそれらを新鮮な刺激として受けとり活発に働いているかどうか?ということです…。

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    2007年11月03日

    「がんばらない」「あきらめない」は、「英語との付き合い方」でもある。


    はやいもので、もう11月ですねぇ。

    季節的には「勉学の秋」というヤツですが、アナタにとっての英語・英会話、上達に向けイメージどおりに、勉強は続いていますでしょうか?


    ところで、鎌田實さんというお医者さんが著した、医療エッセイのシリーズがあるのですが、皆さんはご存知でしょうか?

    人の生死や医療、リハビリ、介護などについて、医療の現場から人生の側面を優しい目線で綴っていて、どの本も大変好評のようです。

    中でも話題に上った著書に、「がんばらない」「あきらめない」という表題の二冊があります。


    英語・英会話を学ぶときの、目線というか姿勢について、ですね。

    もしワタクシがいちばんしっくりくるアプローチを、皆さんにお伝えするとしたなら、端的にどう言ったら、一番ピッタリくるだろうか…?と、これまでこのブログを書きつつも、ツネヅネ考えていたんですが。

    ついに、その言葉に、出会ったような気がします。

    そう、この「がんばらない」「あきらめない」という二つの言葉のセットが、一番しっくりくるような気がするのです。

    「医療」と「英語・英会話」、ジャンル的には全然異なりますけどね。

    これは、「がんばって」会得した英語・英会話に対して価値を見い出さない、ということでは、モチロンありません。

    数ヵ月後の海外出張を控えてだとか、または昇進試験でどうしてもTOEICスコアで一定点数以上が必要なんだとか、短期的に英語力をアップすることに血眼にならざるを得ないケースも、現実問題としてはもちろんあるでしょう。

    「がんばることができる」のはひとつの立派な才能ですし、能力でもあります。

    ワタクシですら、睡眠時間を切り詰めてしゃにむに「がんばる」時だってタマにはありますし、皆さんだって好むと好まざるとに関わらず、そういった時があるはずですよね。

    でも、「がんばる」というのは、すでにそうしているだけで「一時的」・「瞬間的」なものですから、結局は「がんばっている状態」が終わるときが来るし、普通の状態にもどってくる過程で、「がんばって得たもの」を維持し続けることが、難しくなります。

    なぜなら、「がんばる」ということは、自分自身になんらかの「負荷」をかけていくことですから、いつまでもその負荷に対しては耐えられないわけですね。

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