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  1. 「スゴい刑事」に学ぶ、英単語・英語フレーズのおぼえ方…か?
  2. 英語・英会話、広大な沼を横切って向こう岸に渡る自分の姿をイメージ。
  3. 英語・英会話、非効率な人のほうがうまくなるのか?オススメ本。


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    英語・英会話 上達そこツボ!日記
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    2008年07月27日

    「スゴい刑事」に学ぶ、英単語・英語フレーズのおぼえ方…か?


    猛暑ですね…。
    わざわざワタクシに言われなくとも、ですが。


    お暑い中、なんらかの理由で、やむを得ず英語や英会話をガシガシ勉強しなければならない状況にある方は、ホントにお疲れさまです。

    初秋の頃に勉強するのに比べると、おそらく1.5倍から2倍くらいは、よけいに体力を消耗するんじゃないでしょうか。


    なにか夏場の勉強にお役に立つ方法なぞ、追加でないだろうか?…と思って、昨年の夏の頃に書いた自分の記事を読み返してみましたが(猛暑の季節に、英語を効率的に学ぶ方法(1)。~(3))、ワタクシ個人としては一年前に書いたこの記事の内容以上につけ加えたいテクニックなどは、正直何もないですね。

    ですので、よろしければ一年前の上の記事を、また読んでみてくださいな。


    なにせようやく、8月・9月。夏の真打ちが、これから本格的に登場ですから。

    カラダをこわしてまでする勉強なんか、どこにもないですからね。


    さて、数日前に読んだ新聞記事で、ちょっと印象的な話がありましたので、今日はこれを話のマクラにします。

    警視庁の刑事さんの中には、手配中の犯人の顔写真を何百人も覚えて、その記憶だけを手がかりに街中をさまよって犯人を見つけて捕まえる「見当たり捜査」ってのをやっている方がいるそうで。

    もう7年くらいの実績もあって、すでに何百人かを捕まえているそうですよ。


    これってよく考えたら(考えなくても)、スゴくないですか!?
    砂漠の中からダイアモンドを見つけ出す作業に近いものがありますよね。

    しかし犯人の立場にたって考えたら、ヒジョーに脅威でしょうねぇ。
    いきなり街を歩いているだけで、バッ!と電光石火でとっ捕まるわけですから。


    よく街頭で未解決事件の手配写真とか、何年も前の指名手配者の写真が貼ってありますが、「こんなのいまや見る人もいないし、効果ないだろ」と、実のところずっと思っていました。

    考えを改める必要がありそうです。しかし世の中には、スゴイ人がいるもんだ。


    この専属の刑事さんたち、毎朝お友達というわけでもない(笑)犯人数百人の写真を見て、その特徴を頭に入れなおしてから出勤するんだそうですよ。

    特に人間の目から鼻の辺りって、年をとっても印象が変わらないんだそうです。

    逆に言えば、いつになっても変わらない部分というものがあるからこそ、こういう捜査手法も成立するんでしょうねぇ。

    おそらくチョコっと整形したくらいじゃあ、彼らのようなプロにはあっさり見抜かれてしまうんじゃないでしょうか。


    で、ここから英語の勉強についてのお題を、無理やり引っ張り出します。

    もう何が言いたいかは、おおかた察しがつくでしょうけど(笑)…。

     

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    英語・英会話 上達そこツボ!日記

    2008年07月06日

    英語・英会話、広大な沼を横切って向こう岸に渡る自分の姿をイメージ。


    「英語力」・「英会話」について、自分の血肉・セールスポイント・武器となるように、これを一生涯使えるスキルとして伸ばしたい…と、もし今のアナタが考えているのならば。

    それはまるで、目の前に広がる広大な沼を進み、向こう岸に渡ろうとするようなものです


    ま、ちょっと目を閉じて、イメージしてみてください。


    あなたは、なぜかいま、沼地の前にひとり、サファリルックで立っています。
    あたりには、人の気配もありません。とても静かです。


    目の前には、広大な沼地が、茫漠とひろがっています。

    沼の前には、「英語沼」と沼の名前が大きくかかれた看板が、ポツンと立っています。


    目線を遠くにやると、はるか向こうに、かすかにポツンと陸地が見えます。

    そこが、あなたの目指す目的地(おそらくは、桃源郷のはず?)です。
    たどりつけばきっと、ゴチソウもお風呂も、そして休息用の柔らかいベッドもあることでしょう。

    しかし、どうやら沼を歩いて横断する以外に、そこへたどり着く方法はなさそうです。


    「一ヶ月でペラペラになる秘訣号」と側面に派手な色文字で名前が書かれたボートが一隻ありますが、残念なことによく見ると、ボートの底がそれこそ、ペラペラの材質でできているようです。

    これでは、向こう岸に着く前に間違いなく、沈没してしまうことでしょう。

    パッと見はとても立派なボートなのに、惜しいことに、使えそうにありません。


    幸いにも、沼の底は浅そうです。

    せいぜい半身までつかれば、なんとか歩いて渡れそうです。

    しかし、ごく一部に底が身の丈より深くなっているところもありそうですし、注意深くソロソロと進む必要があります。

    また、立ち止まって休憩を入れたりして体力配分も考えないと、たどり着く前に疲れ切ってしまいそうです。

    途中で水を飲んだり、カロリーメイトくらいはかじったりする必要も、ありそうですね。


    万一、沼の深いところに足をとられたら、落ち着いて泥の中から足を引き抜く必要があります。

    アナタは体力の消耗も計算に入れ、冷静な判断のもと、そのピンチを脱出しなければなりません。

    アナタはぬかるみをゆっくり進みながら、着くまでの時間・歩くペースの配分・休憩の入れ方・水分や栄養の補給ペース・トラブルに陥ったときの対処法など、色々なことについて頭の中で一生懸命考えながらも、ひたすら少しづつゆっくりと、向こう岸を目指します。


    …歩き続けてしばらくたった今、目的地は、さっきよりほんの少し、見え方がはっきりしてきたような気がします。

    しかしまだ到着までは、ずいぶんとかかりそうです。

    歩くスピードをもっとあげたい気もしますが、もし途中で疲れて動けなくなってしまっては、最悪です。

    それに引き返すつもりなら、今ならばまだ、間に合うかもしれません。


    しかしこのペースでいけば、沼を渡りきって必ず、目的地に到着できるような気がします。

    現に、さっき出発したときより、視界にある目的地はその像をクリアに結び、広がっているのですから。

    それに引き返したところで、また沼地を見つめる毎日が待っているだけです。
    「向こうの目的地には何があるのだろう、楽しそうだな…」と、空想するだけの毎日が。


    アナタは、ほんの少し考えた後、腰まで沼につかったまま、ふたたび目的地を目指してまたソロソロと歩き始めます…。

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    2008年07月01日

    英語・英会話、非効率な人のほうがうまくなるのか?オススメ本。


    しばらくぶりに、本日はおすすめ本のご紹介です。

    ただし今回ご紹介するのは、英語・英会話のテクニカルな上達本ではありません。

    ありませんが、前々回の 英語・英会話力アップに向けた当ブログのメッセージ、結局このひとつだけ。 でも触れた「成果を出すための時間管理」について、ワレながら未消化な説明だ…と思っていたことについて、実にうまく説明してくれていると思いましたので、ご紹介します。


    なぜ仕事ができる人は「効率」を無視するのか? 逆転発想の時間術 (夏川賀央  著、 アスペクト、 1,429円)


    オモムキとしては、ビジネス本・仕事の時間管理術に属するものですが、なに、「仕事(の成果)」という箇所を、「英語・英会話(の上達)」にコトバを置き換えて、読んでいけばヨイだけの話です。

    それにオフィスで働いている方々ならば、仕事論・時間管理術も兼ねてますので、一石二鳥でしょう。
    ランチ1~2回分のお金でこういう発想を学べるのなら、ワタクシなら、お昼ゴハンをスキップするほうをオススメしますね。


    この本を読んであらためて思ったことでもありますが、英語・英会話の上達を志すのならば、英語・英会話の世界だけに集中していちゃダメです。

    もっと言うなら、英語・英会話がうまくなることだけを考えていると、どうしても細かな技術論に目がいきがちになる。

    たとえば、PleaseよりはCould I ask you to~のほうが、よりテイネイな表現だよとか、より細かいほう細かいほうに気持ちがどんどんと入り込んでしまって、そのうちに精神的な面での「ノリシロ」、余裕が無くなってくるわけです。


    確かに、英単語やパターン表現を大量に詰め込むこと・一時期集中的に技術面を磨くことそのものは非常に大事ですし、学習のプロセスで避けて通れないことです。
    言葉を学ぶんだもの、決して細かいことをやるなといっているわけではアリマセン。

    ただ、問題なのは「そんな細かな世界からうまく遠ざかることができるか、そしてその後また必要に応じて、うまく戻ってくることができるか」という、いわば”つかず離れず”の技術を身につけられるかどうか、ということ。

    フツーに英会話学校なんかに通っていたんじゃ、そんなことについては誰も、まず絶対に教えてくれません。

    自分でこういう本を読みながら、考えていくしかないのです。


    この本はビジネス版「無用の用」のお話、といった感がありますが、本を読んでいると、「ムダ」という単語がひんぱんに出てきます。

    ただ、なんでもひとくくりに同じ「ムダ」という単語で呼んじゃいけないんだろうな…とも思いました。


    たぶん本当の意味で「時間のムダ」に過ぎないものと、一見そう思えて「ムダ」ではないものがある。

    同じ「ムダ」という言葉で呼んでいるわけですが、本質の異なるそのふたつをより分ける術をマスターするのが、われわれフツーの人にとっては難しいことなのでしょう。


    筆者は「おそらくみんな、時間を大切にしすぎているのです。」と言います。

    そして「『その時間がなんの意味ももっていないこと』をひどく嫌」う結果、時間を何かで縛って「効率化」に走るのがわたしたちだ、と述べています。

    「効率」とは「リターンの大きさ」を考えることからでる発想だが、最初の時点でリターンの大きさを考えることにどれほどの意味があるのか、またリターンを顧みずにやる投資が本当に非効率なのか、とも問いかけています。


    英語・英会話の学習だって、まったく同じことが言える…と思うわけです。

    「三ヶ月後に英語がペラペラになる画期的方法!」的アプローチにどうしても引かれてしまう(笑)人は、読んでおいて損のない一冊だと思いますよ。

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