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    2008年07月06日

    英語・英会話、広大な沼を横切って向こう岸に渡る自分の姿をイメージ。


    「英語力」・「英会話」について、自分の血肉・セールスポイント・武器となるように、これを一生涯使えるスキルとして伸ばしたい…と、もし今のアナタが考えているのならば。

    それはまるで、目の前に広がる広大な沼を進み、向こう岸に渡ろうとするようなものです


    ま、ちょっと目を閉じて、イメージしてみてください。


    あなたは、なぜかいま、沼地の前にひとり、サファリルックで立っています。
    あたりには、人の気配もありません。とても静かです。


    目の前には、広大な沼地が、茫漠とひろがっています。

    沼の前には、「英語沼」と沼の名前が大きくかかれた看板が、ポツンと立っています。


    目線を遠くにやると、はるか向こうに、かすかにポツンと陸地が見えます。

    そこが、あなたの目指す目的地(おそらくは、桃源郷のはず?)です。
    たどりつけばきっと、ゴチソウもお風呂も、そして休息用の柔らかいベッドもあることでしょう。

    しかし、どうやら沼を歩いて横断する以外に、そこへたどり着く方法はなさそうです。


    「一ヶ月でペラペラになる秘訣号」と側面に派手な色文字で名前が書かれたボートが一隻ありますが、残念なことによく見ると、ボートの底がそれこそ、ペラペラの材質でできているようです。

    これでは、向こう岸に着く前に間違いなく、沈没してしまうことでしょう。

    パッと見はとても立派なボートなのに、惜しいことに、使えそうにありません。


    幸いにも、沼の底は浅そうです。

    せいぜい半身までつかれば、なんとか歩いて渡れそうです。

    しかし、ごく一部に底が身の丈より深くなっているところもありそうですし、注意深くソロソロと進む必要があります。

    また、立ち止まって休憩を入れたりして体力配分も考えないと、たどり着く前に疲れ切ってしまいそうです。

    途中で水を飲んだり、カロリーメイトくらいはかじったりする必要も、ありそうですね。


    万一、沼の深いところに足をとられたら、落ち着いて泥の中から足を引き抜く必要があります。

    アナタは体力の消耗も計算に入れ、冷静な判断のもと、そのピンチを脱出しなければなりません。

    アナタはぬかるみをゆっくり進みながら、着くまでの時間・歩くペースの配分・休憩の入れ方・水分や栄養の補給ペース・トラブルに陥ったときの対処法など、色々なことについて頭の中で一生懸命考えながらも、ひたすら少しづつゆっくりと、向こう岸を目指します。


    …歩き続けてしばらくたった今、目的地は、さっきよりほんの少し、見え方がはっきりしてきたような気がします。

    しかしまだ到着までは、ずいぶんとかかりそうです。

    歩くスピードをもっとあげたい気もしますが、もし途中で疲れて動けなくなってしまっては、最悪です。

    それに引き返すつもりなら、今ならばまだ、間に合うかもしれません。


    しかしこのペースでいけば、沼を渡りきって必ず、目的地に到着できるような気がします。

    現に、さっき出発したときより、視界にある目的地はその像をクリアに結び、広がっているのですから。

    それに引き返したところで、また沼地を見つめる毎日が待っているだけです。
    「向こうの目的地には何があるのだろう、楽しそうだな…」と、空想するだけの毎日が。


    アナタは、ほんの少し考えた後、腰まで沼につかったまま、ふたたび目的地を目指してまたソロソロと歩き始めます…。


    どうでしょう?ワタクシが考える英語上達のイメージは、わりとこんなんですが。

    ちょっと、暗いですか(笑)?

    なぜか、外国語を学ぶということをイメージすると、頭の中には「沼」がでてくるんですよねぇ。

    ただ、「底なし沼」じゃなくて、上に書いたような浅瀬で、注意して考えながらゆっくりいけば、比較的安全なイメージの、「都合のよい」沼なんですが。

    ま、あくまでも空想というか、イメージですから。
    現実に目の前にしたら、たぶんコワくて、渡らないような気がします(笑)。


    この話から無理やり、教訓をまとめるとですね。


    ゴール到達後の自分、つまり英語をマスターした英会話ペラペラの自らの姿をイメージして勉強に励むのも、それはそれで、モチベーションがあがるとは思いますが。

    でも一方で、「英語や英会話の習得途上にいる自分の、途中経過のイメージ」をこんな風に自分の中にもっておくことも、意味があると思うんですよ。

    で、そのイメージを思い描くことに、慣れておくようにするわけです。

    苦痛に耐えるイメージといったら、ちょっとばかり表現が強すぎますが。

    それにワタクシのように沼でなくとも、イロイロとありそうですよね。


    わかりやすいのは、うーん、マラソンとか。
    スタートから三分の一あたりの地点で、勾配の急な坂にさしかかるイメージとか。

    あるいは、サウナに8分いると決めてサウナ室に入り、いま2分めあたりで汗がダラダラ、まだ出る時間までだいぶあるな…といったイメージとか。


    要するに、苦しくなりかけて、ゴールの姿がまだよく見えない段階での自分を、叱咤激励し、目的地までなんとかして、自らをジリジリ近づけて行くイメージ。

    苦痛や不快感を感じないようになるまで、そういうイメージを時々思い描くようなイメージ・トレーニングをする。


    見渡せば世間は、英語・英会話を勉強中のアナタに対して、「英語をマスターした後の、バラ色の世界」のイメージばかりを、押しつけているような気がします。

    それもモチベーション鼓舞のためには、悪くはないんですが、かと言ってそればっかりっていうのも、なんだかねぇ。
    商売のニオイが、全体にキツすぎますよ。

    優れたマラソンランナーだって、おそらくスタートからゴールまでを、映画のロールのように、ひとつの線・ストーリーとして、すべてのシーンをイメージしながら練習しているはずですよね。

    なにもゴールを一着で通過するテープカットの瞬間だけをイメージして、走っているわけじゃないでしょう。単なる想像ですけど。


    えんえんと単調で、想像しているだけで少しイヤになるというか、息苦しくなるような「途中経過のイメージ」に、耐える力。


    アナタが英語・英会話をきちんとマスターしたいと思っているヒトならば、イメージ・トレーニングで身につけたそんな力が、いつかどこかで遭遇するはずの苦しい局面においてきっとアナタを助けてくれるはず…と、強く思うのであります。

         
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