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2007年02月27日

(5)日本人にとっての英語・英会話

幼児期や小学校からの英語教育は「日本語の運用能力がきちんと固まってからでも遅くはない、それ以前に英語を教えることはむしろ有害ですらある」という、いわゆる「早期英語教育不要論」があります。

この意見については、以下のように考えています。

・前半部分の「日本語の運用能力がきちんと固まってからでも遅くはない」という点では、賛成。
幼少期に英語を学ばなければ手遅れになる、英語の運用能力が早く始めた人より大幅かつ確実に落ちる、ということまでは言えないと思います。
いい年齢になってから英語の勉強をスタートし、結構コミュニケートしている人はいくらでもいるわけですから、反証の実例には事欠きません。

・しかし、後半部分「それ以前の幼児期に英語を教えることは、むしろ有害ですらある」かどうかについては、確証が持てないので、正直わかりません。

親御さんが個々人の判断に基づき、子供に英語を学ばせ始めたり、あるいは教えないようにするという選択をした上で、それぞれリスクを引き受けていくしかないのではないか、と思います。

この場合のリスクというのは、ありていに言えば、「英語も日本語も中途半端なままで、大人になってしまう」可能性のことです。

昨日も書きましたとおり、あまり幼いうちから英語教育を施すことは、「費用対効果の面でどうか」ということのほうが、むしろ問題ではないのか?と、個人的には思うわけです。

セサミ・ストリートをみせたり、CDでアルファベットの歌を習わせたりするくらいならば、そりゃ大しておカネもかからないでしょうけど、幼児専門の英会話教室に通わせると、かるく年間数十万は飛んでいくじゃないですか。

その後やめるわけにもいかず、小学校・中学校場所をかえて続けていくと、かかるおカネがどんどん積みあがっていきますよね。

しかしてその効果は?

中学校からずっと英語の勉強を続けてきて、どの程度の英語運用能力が築かれたか?と正面きって問われると、言葉に詰まってしまうのは、ワタクシたちが内心よく知っているとおり…ですよね。

なので、中学校からさらに早倒しして学習のスタートを数年程度早めたところで、事態がどの程度改善するのか。

ワタクシとしては、気慰み程度のプラスアルファにとどまるケースのほうが圧倒的に多いんじゃないかなぁ、などと思うわけであります。


     




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