(2)発音記号は嫌い
フォニックス(phonics) は、ご存知でしょうか?
Aは「エー」と読みますが、実際問題として、あんまりこう読む機会はない。
Appleであれば、このAの文字のあたりは、発音すると「ェア」という音に近くなります。
フォニックスは、いわば発音記号を使わずに、こういった実際上の音の組み合わせを重視して、ある程度ルール化したもの、ですね。
個人的には、発音記号よりはこのフォニックスのほうが、まだ多少実践的かな…という気はします。
ただ…、ですね。
これについても、英単語そのものを聴いたそばから発音する練習をたくさん積んだ後に、副次的にチェック用としてみる程度でいいんじゃないかな~と、思うんですよね。
ワタクシなどは、このフォニックスも完全に素通りして英語をやってきたもんですから、我ながら偏った意見のような気も、内心しているんですが(笑)。
いま、発音が難しい英単語が、目の前にあるとしてですね。
これをフォニックス的に因数分解して見ていくよりは、CDなどで標準的なネイティブの発音を100回くらい聴きこんで、自分でマネしながら発音を練習することに時間を使ったほうが、後々よいような気がします。
もちろん、並行してリスニングに時間を使いつつ、英語の「音」の中に、アタマとカラダごとどっぷりつかりながらそれをやることが、大事ですけどね。
それくらいやったあとで、自分の今の口からでてくる音がフォニックスというルールにどの程度そっているかを、後から検証する程度でいいんじゃないか、と思っています。
フォニックスも発音記号も、細かな違いを気にしすぎてその習得に大きく時間をとられるくらいなら、1個でも多くの英単語の発音を聴きまくり発音しまくるほうに時間を充てるほうがずっと有益だ、と思いますね。