(2)英会話学校に行かなかった理由
英会話学校に行かなかった理由を、今頃になって、じっくりと考えたりしているわけでありますが。
ひとつはおカネの問題、と、昨日書きましたけれども。
この場合、「おカネ」については、実際支払うことになる金額そのものよりは、「自分で満足できるくらいになるまでには、ひょっとしたら底なしに金額をつぎ込む羽目になるかもしれない。」との不安にかられたことのほうが、大きかったような気がします。
また、「いつまでたっても上手くならないのに、せっせと月謝を払い込む自分自身に、そのうち嫌気が差してしまうかもしれない。」と、自分で勝手に先回りして、悪い想像に走ってしまったこともあります。
こんなことを考えているヒマがあったら、多少おカネを使ってでも、英会話学校に行ってひたすら先生を相手に練習してしゃべりまくったほうが、時間効率もよく、実り多かったのかもしれません。
そのヘンのプラスマイナスというか損得、費用対効果の良し悪しは、いまだに想像するしかない状態です。
だから、もし誰かから「英語が上手くなりたいんだけど、英会話学校に通ったほうがいいと思う?」と尋ねられたら、「行ったことがないので、わからない。上手に利用すれば効果はあるだろうし、そうでないなら思ったほど効果が得られない結果になることも、考えられるんじゃないですか」と、たぶん答えると思います。
でも、ひとつだけ経験に照らしてほぼ確実にいえるのは、ですね。
「英語・英会話上達という目的のためには、英会話学校で費やす時間だけでは、圧倒的に足りない」ということです。
英会話をスタートするとっかかりとして、またたくさん同じようにきているヒトがいるわけですから刺激剤・触媒として、さらには思いもよらない英会話上達のための有効なヒントが得られる場として、英会話学校から得るものは、きっと少なくないのだろう、と想像はしています。
でも、その学びたい本人が目標に到達するまでの時間だけは、英会話学校の側ではコントロールするのは、おそらく無理でしょう。
この点だけは、すべからく本人の持続力というか、いわばやり遂げるための「根性」の問題になってくるんじゃないでしょうか。