2007年03月13日
マイケル・ケンナの写真集「HOKKAIDO」が欲しい。
本日は、雑談いかせていただきます。
毎日更新と謳いながら、昨日はつい、サボってしまいました・・・。
ワタクシの住む北海道は、3月も半ばのこの時期なのに、もうものすごい豪雪。
特に北日本はすごかったようで、ニュースでもさかんにやってました。
しかしながら、昨日の北海道新聞の朝刊面は、なぜか英国人の写真家 Michael Kennaが社会面のトップ。
彼の写真集「HOKKAIDO」が、米国の専門店でTOP10に25週ランクインしたという記事でして。
フォトグラフには全く疎いワタクシ。違和感から、マイケル・ケンナのサイトを見に行きました。
衝撃。
写真に口があって言葉を発するとしたなら、きっとこういう写真なんじゃないでしょうか。
とりわけこの「HOKKAIDO」は、在住の我々にとっても、あの風景がこんなビジュアルとして存在し得る、ということそれ自体が、ショックです。
例えば雪山や冬の湖面などが、暖かい光に照らされた観光パンフレットの写真と同じ構図なのに、こうまで違った清冽で厳しい表情を見せ得ることに、不覚にも長年,、気がつきませんでした。
単なるモノクロームの写真とも、なにかが明らかに違う。墨絵に近いと言っている方もいますが、個人的には、墨絵の世界ともまた多少違った世界観を感じます。
ボキャブラリーの貧困さに我ながらガッカリしますが、とにかく写真が強烈に肌がざわつくような、メッセージを送ってきます。
写っている一本の木が、今にも話しだしそうなんですよ。
例えば、上のマイケル・ケンナのサイトに掲載されている、たくさんの煙突がモコモコ煙っている英国ラトクリフ発電所の写真なんか、じっとみていると心が不安になるようなザワザワするような、そんな気分になってきませんでしょうか。
生まれてから風景の写真集なんか買ったことはなかったのですが、明日「HOKKAIDO」を買いに行こうかと思ってます。
ちょびっと高いけど、十分その価値がありそうですし。
いやいや、素人の驚きで恐縮ですが、一枚の写真というのは、本当にものすごいパワーを持っているものなんですね。