(1)大切な言葉
TOEICのテクニカルな話が続きまして、「そろそろ一息入れたいな~時々息抜きしないとな~」などと独り言い訳しまして、雑談コーナーへいかせていただきます。
いや、ネタはまだまだ無尽蔵にいくらでもあるんですけどね、マジで(笑)。
などと言ってみつつ、皆さん、本日はどんな一日でしたでしょうか。
ワタクシの住む北海道も暖冬で、このところすっかり油断していたんですが、今日はですね、ホントにホントォ~に、寒かったですよぉ…。
なんというか、北国の冬をなめちゃいかんぜよ!って感じで、多少の厚着をしていても、寒さがあらゆる隙間から入ってきて、骨身に染み入るように体の芯まで届いてくる感じでした。
寒いといえば、最近ココロが冷え冷えと寒くなるような事件を新聞とかでよく見ますね…なんだか新聞記事を読んでいるだけで、憂鬱になってしまいますが。
ある事件の記事を読んでいると、「妹からこう言われたからカッとなって」「妹とは何ヶ月も口をきかず」などというフレーズが、目にとまりました。
コトバというのは大切であると同時に、そら恐ろしい部分があるなあ…と、改めて思います。
むろん、コトバを使う人間の側に問題はあるのでしょう。
ただ、ひとつの口から語られたなにげない言葉が、世の中や他人の人生に長く深い影響を及ぼすことがあることを、思い知らされる瞬間が、時々あります。
ワタクシはどちらかというと、都合よくホイホイと(笑)いろんなことを忘れてしまうタイプだと、自分で思っていますが。
そんなワタクシでさえも、この40年ちょいの人生で、ほんの二つか三つですが、「あの時の、忘れられない言葉」というやつはありまして。
ま、誰にも言わない、心の奥底にしまっている自分だけの大事な一言、だったりするわけですが。
言った側は「ん、そんなこと言ったっけ?」てなもんなんでしょうが、そういうときに限って、受け取る側にはメッセージがズッシリと届いていたりするものです。
たぶん、皆さんにも、同じようなことがある…と思うのですが。
よい意味でもわるい意味でも、人の一生でみれば、そんなにたくさんはないはずですが、「その人生を左右するくらいの影響を持って、受け手の心の奥深くに届いてしまう言葉」というのも、また確かにありますよね。
以前、「(4)英語がペラペラを考える」のところで、人の会話は結構、パターンでできている、と話しましたが、その対極に、人の魂を思いきり揺さぶるような言葉というのも、また確実に存在するわけですね。
表面的な字句じゃなく、その言葉に様々な何かがベッタリ付随していることに言葉の受け手が共鳴して反応してしまったとき。
その時、静かな水面に投げ込んだ石のごとく、心に大きく波紋が広がるわけです。
ワタクシは最近、自分のしゃべったり書いたりする英語は、自身が一度きりの生をまっとうしてこの世から消える前に、たとえ一度でも、そんな風に相手に深く届くことがあるだろうか?と、よく思うことがあります。
そういうことが、一度でも二度でも仮にあるなら、たとえどれだけ時間がかかろうとも、やはり英語という言葉に接してきた甲斐があるんじゃないでしょうか。
次回は、以前一度英語を通じてあった、そんな経験を書きます。
(雑談はシリーズ化しないように気をつけねば…)