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    英語・英会話 上達そこツボ!日記
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    2008年05月17日

    英語・英会話学習、進歩が自覚できなくて悩んでいるときの過ごし方(2)。


    前回は五月病にかこつけて、誰にも訪れる「英語・英会話の学習にダレてきて、新鮮な感動が薄れてくるときの状態」について書きましたが、もう少しその続きを考えてみたいと思います。

    なにも英語・英会話に限ったことではないのですが、つらつら考えるに、「はじめて接した時の新鮮な感動」というヤツを原動力・スタート地点にして、ひとつの物事を長く続けようとするのは、おそらく根本から間違っていますよね。


    「はじめて××した時の感動を、忘れないようにしよう」といった類の文章は広告そのほかあちこちで見かけますが、後でこの「最初のときの感動」がどうだったかを思い出そうとしても、少なくともワタクシの場合は、あまりうまくいかないのですね。

    たいていの場合思い出せるのは、「あの時は最初だったし、感動したよなぁ」という「感動したという事実」だけで、その時にどんな思いを抱いて、どれくらい感動したのかという「具体的な感動の内容」については、忘れてしまってどうにも思い出せない…ってことが、結構多いです。

    かりにその時の感覚をよみがえらせることができたとしても、当時の新鮮な思いと今の追憶が、質感として同じなはずもないですし。


    冷蔵庫で賞味期限が切れた生鮮食品を偶然見つけ、その匂いをかいでみて「あぁ、そうそう、コレこんな匂いだった」って、思い出すのに似ているんじゃないですかね。
    匂いのほとんどが飛んじゃっていて、わずかな残り香(笑)によってね。


    英会話学校なんかは、入学式とか入社式のシーズンにあわせてここぞとばかり「思い立った今がはじめるチャンス!」と売り込んできますが、こう考えてみると、「思い立ったその時に、勢いで新しい物事をはじめる」というのは、むしろ避けたほうがよい、と言いたいですね。

    広告戦略で「ステーキを売らず、sizzleを売れ」というのがありますが、購買欲をあおる側はそれでいいとしても、買う側としてはsizzleを必要以上に重んじないようにする、ステーキそのものとsizzleを完全に同列に扱い同じ目線でみていく、という冷徹さが必要です。


    「たった一ヶ月で英語がペラペラに!」的な広告コピーも、このsizzleを売り込んでいるわけですが、仮に百歩譲って「一ヵ月後にペラペラになったとしても、その後どうなるのか、どう変化していくのか?半年後は?3年後は?」については、売るほうも知らん顔だし、買うほうも思考を閉じてしまう…といった感がありますからね。


    え、「そんな先のこと、わかるわけない」って?

    じゃ、「一ヵ月後の英語ペラペラ状態」だって先のことなのに、そっちだけは(笑)なぜそんなに期待するんですか?
    近い将来なら、確信が持てるんでしょうか?


    英語・英会話に対する最初の新鮮な思いがいつか薄れ、毎日ごはんを食べて会社に向かうのと変わらない、ひとつのルーティンとなる時がいずれ必ずくるわけですから、むしろその時にどうするかをじっくり考える。

    長い人生、英語・英会話に変わらず接していたいなら、おそらくそのほうが、ベターな判断ができるように思います。


    で、もうひとつ思うのは…。


    「英語・英会話の勉強をずいぶん続けているのに、さっぱり前に進んでいる気がしない…」と悩んでいる時期というのは、たいていの場合、この「ルーティン状態」になりかけの時期と一致しているんじゃないか、ということです。


    英語・英会話が上達した先々の自分の姿に期待を抱いている、気持ちがまだまだ新鮮な時期は、まだまだ悩むところまでは思いがいたらない。

    自分がいつまでたっても同じところにいるようで、さっぱり上達の手ごたえがない…と感じはじめたとき。


    まさにこのときにようやく、アナタは、「いまついに、英語・英会話の勉強のスタート地点に立ったのだ!」と思うべきなのです。

    「飽きたから、勉強をやめる」のじゃなくて、「”飽いた感じ”がついにきたから、ようやく本格的に始められる!」という感覚をもってほしいのですね。


    ワタクシ、マラソンは詳しくはないですが、走っているうちに、自分がいつまでも疲れずに今のペースで果てしなく走り続けられるような感覚をおぼえる「ランナーズ・ハイ」という状態が、くることがあるそうですね。


    外国語の勉強についても、この「ランナーズ・ハイ」に近い感覚を、勉強を続けていさえすれば持てる時が、いつか必ずくると思うのですよ。


    英語や英会話のテキストをひろげるときも、朝会社に行く前に、何も考えず歯を磨くときのような思いで、淡々と行うことができる。

    ただ毎日歯を磨くという単調な動作によって、虫歯の進行や歯周病は防がれ、遠い先々の健康につながっているように、いつか年月が過ぎて、来た道をちょっと振り返ってみると「お、けっこー遠くまで来たじゃん」と感じる。

    語学の勉強を続けるということは、どうもそういう感覚のほうが、本質に近いような気がしてなりません。


    だから、一ヶ月や三ヶ月で英語・英会話学習の成果が出るなんて状態は、本来のかたちにそった現れ方をしていないということでむしろ警戒したほうがヨイんですよ。

    促成栽培の方法で大樹を育てようとするようなもので、やがてどこかでひずみがでるのがオチですから。



    仙人じゃないですし、なかなかそういう心境にはならないだろうとは思いますが(笑)、さっぱり前に進んでいないように思えるときは、「お、いよいよこういう感じが来たかぁ!」とひとりひそかに喜ぶ…くらいでいたいものです。

         










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