英会話のアウトプット力をあげたい人への、オススメ新刊書。
久しぶりに、今書店で平積み状態の「新刊書」のご紹介をしたいと思います。
話す力をつけるための日英翻訳レッスン (青戸ゆき 著 はまの出版 1,470円)
最近は本屋に行っても、英語本コーナーには必ず立ち寄るのですが、なるべく新しい本は買わないよう気をつけています。
昨日もチラッと書きましたが、なにせ、これまで買ったはよいものの読了していない本が、まだずいぶんとありますので…。
しかし、そんな中でもこの本は、「これは買わずばなるまい」と思って買った本です。
作者は、以前私が御紹介した「あなたの英語の穴」の著者でもある、翻訳者の青戸ゆきさん。
この本は、「英会話のアウトプット力をあげる」というただ一点に、コンセプトが明快に絞りこまれています。
取り上げられている題材は、誰でも子供の頃に読んで知っているアンデルセンやグリム童話ですので、純粋に「英語でどうアウトプットするか」に集中した練習をすることができます。
初級者にも、中級者にも得るところの多い本です。
構成としては、左側ページに1行ずつ書かれた日本語、右側ページにヒント。次のページの左側に、模範解答となる英語。
右ページにはその英語に関しての1行解説やこういう訳もあるよ、という代替訳などが載せられています。
ある程度英語が出来る人は、左側の日本語を逐次通訳するように、どんどん訳していくとよいでしょう。
初級者は、詰まったら、右側のヒントを見ながら、訳を考えていくことで、アウトプット力を磨いていくことができるように工夫されています。
こういった、一人でアウトプットの練習ができる本は、英会話学校にいったりするお金やヒマの無い人には貴重だと思います。
手に取ってごらんになれば、ひとりで英会話のアウトプットをするための最適な構成をよく考え抜いて作られた本だということが、すぐにおわかりになるでしょう。
オススメです。