おススメの英単語本を、ご紹介。
本日は、ワタクシが所有する、100冊超に及ぶ英語・英会話参考書の中から、お勧め本を一冊、ご紹介したいと思います。
これ、初版が2002年6月とちょっと古くて、重版がかかったかどうかはわかりませんが、英語・英会話において、実用的な英単語の語彙を増やすことを考えている方には、よい本だと思います。
あなたの英語の穴 覚えてすぐに役立つ超実用語彙集 (青戸ゆき 著 はまの出版)
何が良いかというとですね、コンセプトがすごく明快なんですよ。
皆さんのお買いになったお手元の英単語集、どれでもいいのですが、ちょっとパラパラめくってみて下さい。
ま、大抵は、その本の中に、知っている単語が3割から4割位は、入っているんじゃないでしょうか?
これは、たぶん買う側の心理として、ほとんど100%知らない英単語ばかりが入っている本は、なんだかやたら難しく見えてしまって(笑)、買う気が起きないからじゃないかと思うんですよね。
となると、出版する側もまったく売れないと困るから、すでに皆が学校で学んで知っているような単語を、”必須重要単語”という名目のもと、あえて入れたりしているんじゃないですかね。
そうなると、最初から、結構すでに知っている単語で内容が水増しされた本を、わざわざ買っているようなものじゃないですか。
ラインマーカーで色分けしながら、知らない単語だけ覚えていけばよいのでしょうけど、「もっとピンポイントで、効率的な英単語の勉強をしたい…」などと、思ったりしたことはありませんか?
この本を開くと、普通に英単語を高校・大学と勉強してきた人は、知らない単語の占有率が9割近いんじゃないかなぁ、と思います。
著者の青戸さんは、英単語の全体を10(割)とすると、「学校英語で習った単語で6(割)はカバーできる」、と言ってます。
そして残った4(割)のうち、1(割)は「難しくまためったにお目にかからないので、後回しして最後に覚えればよい単語」と位置づけ、4-1で残った3(割)の部分を、「英語の穴」と呼び、その穴に属する英単語に特化して、ジャンル別に集めたのがこの本なのです。
筆者はこの「英語の穴」に入る単語を、「日本人が学校で習わないが、米英で煩雑に使われ、またTVなどでも頻出の日常語彙」そして「我々日本人が学校で覚えたのと、違う意味で米英で使われる日常単語」なのである、と分類しています。
この本を一冊読みきると、なんとなく英単語力が一段アップしたような気になると思います。
版が古いですし、書店に現在並んでいるかはわかりませんが、amazonのユーズド価格ですと¥526からとお安いし、これは一冊もっておいて損はない、と思いますよ。
めったに出すことのない(笑)おススメマークを、個人的に出しておきたいと思います。