わかっていても探り当てられないことって、たしかにある。
暑中お見舞い申し上げます…日本の夏・ハズ・カム。
ここ数日はホントに酷暑ですね~。
すでに「月記」と化したこの「そこツボ日記」ではありますが、せめて一ヶ月に一コくらい、英語・英会話学習のお役だちネタをなにかしらご提供せねば…と気持ちを奮いたたせて、なんとかPCに向かっております。
でもなにせ、暑さでアタマがゆだってる…ので、今日は小ネタでサっとまとめちゃいます。
↓コレつい最近ネットで見つけて、ワタクシ思わずうなってしまったんですが。
(この錯視画、わりと有名みたいですね。ワタクシは知りませんでしたが…。)
この図を見てね
図の「A」と「B」は、まったく同じ色だそうです。って、ウッソぉ~ん。
何度目をこらして見ても、ゼッタイ違う色に見えるんですけど。
Webセーフカラーは、Aが「#787878」、Bが「#787878」。
って、おんなじだよ(泣)…。
信じられない方のための検証ページがありましたので、AをカーソルでBのところに持っていって、どうぞ気のすむまで確認してくださいな…。
Nob Seki - 有名な、Edward H....
要するに、ヒトにとって都合がよくなるように脳が勝手に補正をかけてくれてる結果、こうなってるらしいんですが。
「ヒトはこの世界を眼で見ているんじゃなくて、脳で見ている」ということが、もうマザマザとわかる事例ですな。
タネがわかった手品を繰り返し不思議がるようなもんですが、ここまで理屈が見えたところで、もう一回この絵のAとBをじっくり見てみましょう。
理屈が多少わかったところで、AとBはやっぱり違った色に見えたママ…ではないでしょうか?
あ、「…だから何?」という声が、いまワタクシの脳内にハッキリと聞こえてきました(笑)。
このブログの特性上、いちおう英語・英会話学習にかかわる教訓めいたメッセージで話をムリにまとめて、今日は終わります。
世にあまたにある英語・英会話の学習理論・学習法・教材は、たとえどんなにそれが完璧ですばらしく見えたとしても、あるいは著名な専門家が「これこそが最強のアプローチ」とグイグイと力説してるにせよ、絶賛・賞賛の声があふれたものであるにせよ。
世界にたったひとつしかないあなたの脳がそれを素直に受け入れてくれるかどうかは、おそらくはあなた自身も含め、結局のところ誰にもわかりゃしません。
それなのに、「英語と英会話の力を飛躍的にアップさせる」と声高に喧伝したさまざまな教材や学習アプローチが、あなたのまわりにもうイヤというほどあふれている、この大量消費社会の現実。
手を変え品を変え次々に現れる新理論や新商品にあなたはついつい説得され、「これこそまさに、長い間自分が追い求めていた究極の英語学習法」と心の底から納得してしまうことだって、あるかもしれない。
…でも実はそれって「とんでもないハズレ」で、アナタはまったくトンチンカンなアサッテの方角に向かって、今まさに走りだそうとしているのかもしれませんよ!
人様の英語力の向上について自信たっぷりに約束してくれる専門家の誰かも、また「自分のことは自分が一番よくわかっている」と思いこんでる私たち自身も、どちらもそうと気づかないままに、まったく的はずれの世界をさまよっているのかもしれませんね。
…この錯視図をジッと見ていると、真実はどこにあるのだろう?これだけ正解にいたる材料を示されていながらなお、今ここにある事実に気づかない自分とはいったい何なのだろう?などと、つい考えてしまいます。
ということで、アナタも冷たいアイスクリームでも食べながら、もう一度この図のAとBをよ~く見つめて、いろいろと思いをめぐらしてみてくださいな。
オシマイ…あ、さらに楽しみたい方のためのオマケはこちら。