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    2010年03月02日

    「Google 英文ライティング」は、徹底的に使い倒してこその実用本。

    本日は、オススメ本のご紹介です。

    2009年末に出た本なのですが、まだ取り上げていませんでした。


    Google 英文ライティング: 英語がどんどん書けるようになる本 (遠田和子 著、講談社インターナショナル、1,575円)


    いまや手もとのぶ厚い辞書を引き引き英作文に取り組むっていうのは、学校の授業風景くらいでしか見られないんでしょうか。

    PCやケータイでおおまかに書いてみて、あとは校正や編集をどうしようか…となったら、英辞郎のようなオンライン辞書を使って、チェックやコピペをしながら画面上の文章を仕上げていく…っていうのがごく普通のやり方なんじゃないかと思ってますが、皆さんどうしているんでしょう。


    この本は、より正確かつnatrural、しかも今日的に使われる英文へとブラッシュアップするために、検索エンジンGoogleをうまいこと活用しましょうという内容のテクニック本です。

    「もう一から英作文の勉強をしなきゃどうにもならん」という人でなく、「あちこち間違いがあってもいいなら、自信は無いけど英文らしきものはなんとか書ける…」という人を、主な読者ターゲットにしている気がします。

    あと英語学習者も含めて、英文を書く機会がソコソコ日常的にある人ですね。


    「英語はコミュニケーションの道具」という著者の視点を反映してか、はじめから終わりまで一貫して、ライティングのための具体的テクニックのオンパレードで、勉強の仕方や精神論的なことにはいっさい触れていません。

    Google検索の手法である「フレーズ検索」と「ワイルドカート検索」の2つをキー・テクニックとしてまず披露し、そのうえでこの2つの検索方法を英文作成にどう具体的に活かしていくかを、実例を使いながら解説しています。

    この「フレーズ検索」と「ワイルドカート検索」を使うというのが、ある意味この本のエッセンスというかキモの部分で、正直なところココだけ書店で立ち読みしてしまえば、あとは自分なりに応用していけそうな感じもします。


    と言うか、ワタクシは本屋でパラパラ立ち読みしてそう思い、一瞬買うのを迷いました(笑)。結局、買いましたけどね。

    Amazonでも「そのやり方ならもう知ってるよ」的レビューが、ちらほら見られますね。

    しかしネット検索に詳しければ、イイ英文が書けるわけでも無し…と言うことで。


    この本のほんとうの価値は、現実に英文を作っていくときに、この2つの検索方法を使いながら英文完成にたどり着くまでの道のりを、いくつかの例文を使いつつ「思考プロセスそのものの実況中継」してくれているところにあります。


    ズラズラと表示される検索結果のなかから、どういう検証プロセスを経て最適な文章にたどりつくかのプロセスを読者目線で展開してくれていることが、2つの検索テクニック自体の説明よりもずっと価値あるこの本の中核部分だと思うわけです。


    今までこういった英文の校正・編集の方法をまったく知らなかったという人にとっては目からウロコでしょうし、周りに校正・編集を手伝ってくれるネイティブがいないごく普通の学習者にとっても、「このアプローチでもっとナチュナルな英文を書くことができるようになる」と思わせる、ひとつの内面的支えを提供してくれる本です。


    たしかに、現在1兆ページを超えると言われるウェブサイトのなかから必要に応じた英文をそれなりに引っ張ってきてくれる、Googleを活用しない手はありませんよね。

    もちろん、不適切な事例選択に迷うような検索結果が返ってくる可能性も、十分にあります。

    そんなときの対処方法も、この本では具体的に解説されています。


    強くオススメしておきたいのは、この本を読み終えたらさっそくパソコンに向かって、自分で実際にドンドン調べて書いてみることです。これが大事。

    もう徹頭徹尾、実用書なんですから、読んで一つ賢くなった…じゃ意味ナシです。


    実際にネットでこの検索テクニックを使いながら、いろんな英文を書いているうちに「アレ、こんな場合は?」と思うことがでてくるはず。

    そうしたらまたこの本をめくって、似たようなケースがないかを探してみる


    そういう使い方をしてはじめて、自分の英文ライティング力に効いてくる。

    これはそんな本だと思います。一読してソンはないですよ。

         
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