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2008年12月01日

編集に4年余りの歳月をかけた丁寧な作り、オススメ英会話フレーズ集。


ひぇ~今年も残すところ、あと一ヶ月ですかぁ。はやッ!


本日はオススメ本のご紹介です…が、たいへん珍しいことに、なぜかamazonでは売られていないようです。

というか、検索しても出てこないんですが。書店では普通に購入できたのですが…ナゼ?

ということで、今回はジュンク堂のURLを貼っておきます。

ワタクシも書店になかった巻をここから買いましたので。


毎日五分 アナタの英語 これでperfect!(1~5巻) (各1,050円[5巻めのみCD付で1,575円]、FL英語研究会編、フォー・ユー)


当サイトでもオススメ本でご紹介することの多いデイビット・セイン氏もメンバーの1人として参加している、7名から成る「FL(Foreign Language)研究会」が、なんと4年!余りもの歳月をかけて完成させたという、全5巻から成る英会話フレーズ集です。


5巻構成になっている理由は、1月~12月までの365日分として、2ページ見開きで1日分で「本日のフレーズ」を構成してあるから。

1巻目は、3月~5月までの3ヶ月分が収められています。

で、4巻目で3か月分のフレーズ/一冊×4冊=12ヶ月分が終了し、5巻目が「各巻からピックアップした90日分の厳選フレーズ+CD2枚」という全体構成です。


ちなみに、ただ単純に月日順に並べているだけではなく、毎日目先を変えて愉しめるよう、「困ったときのとっさの一言」「感情・気持の上手な伝え方」などの「テーマ別の配列」を、別の軸としてたてています。

3月1日分のフレーズは「感情・気持の上手な伝え方」に関わるものが学べ、翌日の3月2日分は「オシャレなセリフ」としての英語フレーズが学べる、といった具合ですね。


ワタクシ、実はまだ第1巻と第2巻しか買ってません。

しかし、本屋で第3~5巻はパラパラ見てきた限りでは、5冊とも同じ構成ですので、2冊しか手もとになくてもレビューできると判断しました。


ちなみに、ワタクシは5巻目は買わないつもりです。

5巻目は、基本的に音声をどうしても確認して学びたい方のための冊子のようですので、だいたい発音もイントネーションも大きくはずさないだろう…という方は、必要ないんじゃないかと思います。

ただし英会話を学びはじめの方は、もちろん音声があったほうがよいですけどね。


対象層は、英会話を勉強中の初学者から、必須ショート・フレーズをおさらいした上で確実にモノにしておきたい中級者、といったところでしょうか。

ワタクシは、掲載フレーズ自体は8~9割はおなじみでしたが、日→英/英→日それぞれ0.5秒くらいで、すべて言えるようにしたいと思って購入しました。


あとは末永く使えそうな点かな。これは後で書きますが。

で、あまた英会話フレーズ集があるなか、しかも5冊もあってコスト高(笑)であるにもかかわらず、今回これをオススメする理由は…。


英会話フレーズ学習者の視点を大切にした「編集」が、バツグンにすぐれているから。

いわゆるクロスレファレンスによる復習が、ものすごくやりやすい。


この本の真骨頂は、本体よりも実は、その前後に置かれた「目次」と、「特選”お愉しみフレーズ集”」にあるんじゃないか…と思えてなりません。


たとえば、2巻には6月~9月までの90日分くらいのフレーズが本体部分ですが、その前にある「目次」には、上述した1巻の各テーマに関連した、1・3・4巻の収録フレーズ(日本語)が併載されてます。

第2巻で「感情・気持の上手な伝え方」に関わる英語フレーズを7つ学んだことがわかると同時に、他の巻ではその分類に属するどのようなフレーズが掲載されているかもわかるわけです。

「あ、今日学んだ”感情に関わるフレーズ”として、3巻の10月19日分フレーズに”ご愁傷様です…”というのもあるみたいだな。これは英語でどう言うんだろ?」という風に、相互参照・相互復習ができて、目次をみてあれこれ英語を考えているだけでも楽しい。

加えて、目線が他の関連表現を知らず知らずのうちに自分から探しに行きたくなるよう、編集上の工夫がほどこされているわけです。


なるほど、4年以上かかったというのは決して誇張ではなさそうです。

だってこんな風に他の巻の情報を、学習者の目線で使いやすいよう配置の効果も考えてすべての巻に並べるのって、ものすごく時間がかかりますよ。

一方、巻末の「特選”お愉しみフレーズ集”」は、他巻に出てくるフレーズの日英フレーズを抜粋し、「何巻の何月何日のフレーズとして掲載されているか」を明記したうえで、五十音順に紹介しています。

ここの部分もパラパラとみているだけで楽しいし、ある意味巻末だけでも完結した勉強ができるわけです。


そうは言っても、本体で見開き2ページで類似表現や関連語・表現のニュアンスなど、今日のフレーズに関わる重要ポイントなどをよく選び抜いて載せているので、やっぱり他の巻も買って、本体の掲載内容もどうしてもチェックしたくなるわけです。

そのあたりは読者の心の動きをよく計算しているというか、商売としてもなかなか上手ですね。


ま、そうはいっても5冊の分冊にしたのは、おそらく携帯性を重んじてのことだと思います。

オフィス出勤時に、その月のフレーズがのった一冊だけ通勤バックにポンといれて出かけていく…といったことがやりやすいですからね。


通常の英会話本などは、目次なんて最後に見出しをソートしてザーっと並べてオシマイにして終わっているものがほとんどなのに、このシリーズでは付録的位置づけでなく、学習そのもののために目次や巻末を使ってもらおうとして、ものすごくテイネイに編んでます。

エディターの人が、特にたいへんな作業だったんじゃないかと思います。

しかしその甲斐あって、かゆいところに手の届くような、学習者に対する配慮の行き届いた英会話フレーズ本となりました。


この4冊を手もとにそろえておくと、学んだフレーズを復習・チェックしていくのも、後々やりやすそうですね。

見開き2ページで1日分となっていますが、右上にJune 9 のような日付がついていますので、勉強したらこの日付の横にでも、学習年と学習回数(正マークとかで)をメモっておくとよいんじゃないでしょうか。

たとえば2010年の6月9日にJune 9のページを開くと、「2008 2009」などと当時小さく書いておいたのを見つけたりするのは、ちょっと楽しいんじゃないか…などと想像したりします(笑)。


あ、目次とか構成について細かくご紹介しましたが、もちろん掲載されている本体のフレーズも、ぜひ会話の端々に入れて積極的に使いこなしたい、よりすぐりのものばかりです。

2009年の元日から(1月分は第4巻に収録)区切りよくスタートするのも、いいかもしれませんね。


前書きを読むと、同様の編集スタイルで、フランス語や中国語など他国語版の発刊も予定しているとか。

フランス語版なんか、出版されたら買ってみようかな…などと、個人的には思っている次第です。