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    英語・英会話 上達そこツボ!日記
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    2008年10月17日

    英語・英会話学習、「失敗」は恐れることで真の価値が得られるもの。


    10月も半ばに差しかかりましたが、いやはや世の中がすごいことになってますねぇ。

    「東証暴落」という新聞の見出し、このあと半年くらいはもう何回か見ることになるんでしょうね。


    「株はやっていないし、自分には関係ない」とばかりに、英単語の暗記にいそしんでいる(笑)そこのアナタ。

    実体経済、つまり我々の生活圏への影響は、数ヶ月から半年遅れでジワジワやってきますから。
    いまは風邪のひきはじめみたいなモンです。

    あなたの勤めている会社だって、経営陣や経理部の資金調達係のヒトが社員にわからぬようこっそりと、顔色を変えて走り回っているかもしれませんよ(などと、おどかしたりして)。


    本格的に熱を出して寝込むのは、欧米企業の12月決算・日本企業の3月決算を締めてからですから。

    そこに、いつやるのかよくわからない総選挙が入ってきそうで、どっちの政党が勝つにせよ、モロモロ混乱も避けられない感じです。

    世情的には、落ち着いて気分良く年の瀬を迎えるというわけには、とてもいかないようですね…。


    ところでこのサブプライム・ローン問題(Subprime loan crisis)、ワタクシ個人的にテレビのニュースを見ながらウーンと思ってしまうのは、少なくとも1年前くらいからはビジネス誌その他で、結構な警告がでていたはずなんですよね。

    米国の不動産バブルがいつはじけるか?というテーマのからみで、「サブプライム・ローンはかくかくしかじかのリスクがあって、はじけたら大変なことになる…」的なコメントや論調は、ずいぶん見かけたもんです。

    いつも行くカレー屋さんに、なぜかNewsweekとか日経ビジネスとかのビジネス雑誌がたくさんあって、そんな論調の記事を流し読みしながらカレーを食べていたんで、たまたまよくおぼえているんですけど。


    だから現実に、アメリカの五指に入る大手証券会社が一瞬でつぶれたり、株価がどーんと千円ほど下がったりという光景を目の当たりにすると、ホントに強く思うわけですよ。


    「あー、人間ってやっぱり、自分自身が失敗しないと、その痛みがわからないものなんだな、人の失敗例や先々のリスクを説かれたところであまり効果はないんだな」って。

    自分が失敗する番が回ってきて、手ひどい痛みとして心と体にそれを刻み込まない限り、おそらく失敗の本質って永遠にわからないものなんだなって、思ったわけです。


    だって、日本が90年代の終わりにバブル崩壊で苦しんで公的資金の投入とかをやっていた頃は、アメリカやヨーロッパから結構冷ややかにみられていたじゃないですか。

    日本に自由主義経済はない、社会主義国じゃないの、って感じで。

    いま公的資金をいくら入れるかで騒いでいるアメリカって…だいたいMBAのコースやケーススタディその他で、当時の日本の失敗については、皆さんさんざんつつき回して、研究済だったんじゃないの?などと、どうしても思ってしまうわけです。

    一方で、「非常事態だから」の一言でシレッとしてそういう雰囲気を全部吹っ飛ばしてしまうところも、また妙にアメリカ的な対応ではあるわけですが。


    ま、そろそろ英語学習の話にしますけど、ということで(笑)、「人は自分で失敗を肌身に焼きつけないと結局学習しない」というのは、外国語の学習にまんま当てはまります。

    ほら、よく「日本人がまちがいやすい英語はここだ!」的な本や、英会話教材を見かけますよね。
    日本人はこういった英語のミスをするので、正しい例文をおぼえましょう…という趣旨のアプローチです。

    これはこれで言われるとナルホドとは思いますし、正しい英語を身につけようと、そういう「正解」の模範解答を一生懸命おぼえようとも思います。よね?
    少なくともワタクシはずっとそうでしたが。

    でもいざ現場で実践となると、頭では学んだはずのそれらの「間違い回避策」って、まず出てこないものなんですよね。


    結局のところいつまでもおぼえているのは、実際に言い間違えたり書き間違ったりして、笑われたり厳しく指摘されたりして、内心で身の縮む思いをするような瞬間や、体の奥底に深く焼きついたリアルな失敗なわけです。

    そういうのは何十年たっても、熱となって残り、自分の中から去ることはないわけで。

    その体験の数が多いほど、英語も英会話もそれだけうまくなっているはずです。


    本を読んで失敗するリスクを避けようとすることが無意味とはもちろん思わないし、失敗をたくさん重ねさえすれば英語がうまくなるとも言いません。

    ただ、自分の頭と体に実体験として色濃く焼きつけられた「失敗」こそが、英語・英会話の上達にとって圧倒的に大きな力を持つことも、また確かだと思うわけです。


    よく「失敗を恐れるな」などという励ましがありますが、ワタクシからいわせれば「失敗とは、人がそれを恐れるからこそ真の輝きを放つもの」

    失敗することを恐れることで、いざ失敗したときに、失敗がもたらす本当の価値が、体に刻み込まれる。

    そして自分が実際にリアルに痛い失敗をする以外、そのありがたみを本当の意味でわかることなどは決してない。

    皮肉なものですが、失敗をしないように注意を払いながらそれでも失敗をしたときにこそ、「ちょっとやそっとでは身につかない貴重な何か」を、私たちははじめて見出すことになるのです。


    英語・英会話を勉強している人たちはたいてい、失敗することを恐れ、恥ずかしいと思っているはず。

    「失敗してもいいじゃないか、どんどん失敗しよう」などと気軽に言っている人たちは、失敗がもたらす本質的な価値に気づいていないと思うのです。


    失敗とはどうしたって、ある種「恐いもの」でなければいけない。

    人に生理的な不快感をもたらし、人が無意識に避けたがるものでなくては、そもそも「失敗のアイデンティティ」は無いことになる。


    失敗を恐れ、失敗を避けようと努めながら、それでもなお失敗するところにこそ価値がでてきます。

    そういう人たちだけが、失敗がもたらす果実を自分のものにすることができる。

    インフレ気味に気軽に失敗をたくさん体験していると、失敗のもたらす価値に鈍感になってしまい、お宝を逃してしまいます。


    英語でなにか手ひどい失敗をやらかしたときは、そういう見方もあることを、ちょっとおぼえていてくれたら…と思います、ハイ。