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    2008年01月10日

    英語・英会話、上手くなりたいなら、ひとつの方法論にこだわらない。


    おとといかな、本屋さんで「かなり役立つ日本語クロスワード」という本を買いまして。

    アタマがゆだった時のクールダウンに、一日に二題くらいずつ、日本語に関わるクロスワードを解いてるんですが、あらためてガクゼンとしましたよ。

    自分がホントに、日本語を知らないことに(笑)。

    もう四十年以上日本で生きてきて、毎日使っていて、この程度かよ…と思いました。ホントに。

    そんなヤツが英語のブログを書いているんですから、ある意味、これは神をも恐れぬ所業でございます。

    正直、パズルは時間の浪費のような気がして、これまではあんまりやらなかったんですが、かなり反省。

    クロスワード、恐るべし。

    それでも、このクロスワードでまたほんのちょびっと、自分にとっての新しい日本語を知ることができるので、これはこれで良いことだと思っています。


    ということで、英語・日本語その他を問わず、コトバの深さに触れるためのアプローチ法は、クロスワードパズルはもちろん、ゴロゴロと身の回りに転がっていますね。

    それらを全部いろいろ回ってつまみ食いすること、これは「最後の最後は」ムダにならない、とワタクシなどは思っています。


    ホラ、よく受験勉強なんかで「あれこれ手出しせずに、一冊に絞ってやること」とかいう話を聞きますよね。

    「試験合格」のように目的がはっきりしてる場合は、時間も限られていることですし、「最短距離を走る」こと自体にかなり意味があるので、そのほうがヨイでしょう。

    でも、「自分が日々生きる中のどっかの時期で、英語・英会話が上手くなりたいな」くらいに、ユルヤカに構えているアナタなら(笑)、間口をもっと大きく取って、やる順番とか範囲を絞ってとかあんまり細かく考えずに、いろいろ試してみたほうがよいように思います…。


    たとえば英単語をおぼえたいなら、ある英単語はゴロあわせ、また別の英単語は語源から、接頭・接尾語、あるいは街中で見るカタカナ英語の看板にひっかけて、などなど。
    他にもいろいろな入り口から、アタマの中に流れ込んできているはずですよね。

    フレーズなら、ひたすら英会話集を使って暗記する時もあれば、英会話学校で教わったワンフレーズが、なぜか頭の片隅に残っていたり。
    また、好きな俳優の口ぐせだったり、あるいは好きな曲のサビの部分なので、いつの間にか口をついて出るようになったとか。

    このように、色々なソースから「自分のアタマ」に入ってきて残るほうが、むしろナチュラルなはずですから。

    コトバは、「情報」ですからね。

    そんな風にして、どこからかいつの間にか、アナタのもとに集まってきた英語というコトバの断片が、長い時間をかけて膨大に積みあがり、いつの日かアナタの頭の中に、英語・英会話ワールドというかいわばひとつの「体系のようなもの」、をつくりあげていきます。

    そしてその出来上がった「体系モドキ」は、たぶん英語・英会話関連の情報だけからは成り立っていないと思いますよ。

    日本語はもちろん、これまで学校や職場で身につけた様々な知識や智恵もごった煮状態でアタマの中に放り込まれ、日々の生活で得る新しい情報がさらにその上にスパイスで振りかけられ、ひとつのカオスとして頭の中に漂っているんじゃないか…という気がします。

    だから、時間が短すぎたり、ある固まった方法や情報源からのインプットにこだわりすぎると、頭の中のいろんなものをこねくり回してその体系モドキをつくるための時間が足りなかったり、あるいはつくるための材料も不足していたりで、できあがってくるものが、やっぱり底浅いものになってしまうと思うんですよね。


    しかし、現実はどうでしょうね…「英会話はこの方法で絶対!」「わずか半年で英語がペラペラに!」的な直球一本勝負のアプローチが、いつの時にも主流ですよね、英会話学校も、教材なども。

    広告だから…とアタマの中でわかってはいても、こうもあらゆる所から洪水のように送り込まれたんじゃ、ホントにそんな方法があるのか?って、やっぱり思っちゃいますよね、どうしても。

    とにかく、あまりにも短い時間で、すぐに大きな成果を出したがる人が、世の中にはやっぱり多い…ということなんでしょうね。

    いや、そりゃワタクシだって、もしホントにできるんなら、そのほうがいいに決まってますが。


    それに、英語を人生におけるアクセサリーのようなものとして使いたい、という割りきりがあるなら、それはそれで”速修”は可能だとは思うんですよ。

    インスタント食品を作るように、範囲を絞れば、ある程度の英語・英会話を身につけることはできます。

    そうしてインスタントに身につけた英語だって、深い世界への入り口にはなるし、それはそれで悪くない。

    ただ、インスタントに身につけたものは、やっぱりそれなりにきっちり「限界」があるんだという事実は、ちゃんと踏まえておいたほうがよい、とは思います。

    短期間でマスターできる、と喧伝されるメニューは、やはり短期間でマスターできるその「範囲」を、喧伝する側が意図的に限定したメニューなんですよね。


    英語・日本語を含めて、やっぱり「コトバ」ってものすごく深いですから。

    「コトバ」の深い世界に向き合うときは、これからバケツで海から海水をかき出すんだ、くらいの感覚は必要だと思います。

    海をみてしまうと、なんだか果てない無駄な作業をやっているような気になるかもしれませんけど、手元のバケツでこれまでくみあげた水量を見るならば、やってきたことの意味を感じる作業になるわけですからね。


    だから、英語・英会話を勉強中で、なんだか世間にやり方も教材も色々あって、どれがよいやら混乱してワケわからん…という方は、あんまり深く考えずに、まずはやりたいものをやったらいいんですよ。

    ただ高いおカネを払う場合はフトコロもダメージ受けるし、ちょっとは注意したほうがいいんじゃないか…とは思いますが(笑)。

    自分の感覚で、英語・英会話を学ぶのに役立ちそうだと思ったら、なんでも試してみるくらいの感覚で、いいんです。

    海から水を汲むときに、まずはどの場所から汲もうか…と考えたって、あんまり意味ないですからね。

         
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