「挫折」じゃなく「中断」にすぎない、と言おう。
英語・英会話を秋からスタートした人たちの「学習記録ブログ」が増えてきているようで、たまに見て回っています。
この人たち、いつまで続くかなぁ、と思って(笑)。
いや、別に、イジワルで言っているわけじゃないんです。
英語・英会話の勉強とブログの更新、二つとも長くやるのは、誰にとっても、ケッコー
大変ですからね。
仕事も、秋に入ってさらに、バリバリとやんなきゃならんでしょうし。
英語のブログランキングを見てもらうとわかりますけど、上位陣はどこもほとんど、「うーん、このブログの管理人は、すでに相当英語ができる、熟練者だな」と感じさせる人ばかりですよね。
本人がどう思っているかは知りませんが、はた目にみて、明らかにね。
つまり、彼らはブログの更新の方におもに力を注げるわけで、英語・英会話の勉強の方は、自分なりの方法論が、どなたもほぼ確立しているはず。
だから、同じように両方やっているとはいえ、英語・英会話のほうについては、精神的にはずいぶんラクだと思うんですよね。
これが英語・英会話もはじめたばかり、ブログも新規に立ち上げましたじゃ、結構、気持ち的にもタイヘンで、エネルギーを使いますからねぇ…。
ま、開設されたレンタルブログの過半は4ヶ月も持たない、という調査結果も過去にはあるようですし、「英語だってブログだって、やりたいときにはじめて、やめたいときには好きにやめたらいい」というのも、もちろんアリなんでしょう。
ブログのほうはともかくとして、英語・英会話に臨む姿勢については、大半の学習者にとっては、それくらいの軽い感じでいくほうがいいだろう、とワタクシは思っています。
新しく習い事で英会話をスタートした、なかなか上達が感じられない、仕事も忙しくなってきた、で、英会話学校に行く足取りも重くなり、3ヶ月でやらなくなっちゃった。
こういうケースはよくあると思うのですが、ここからが肝心。
これを自分で「英会話の勉強に挫折した」などと、ノタまってはいけません。
学習を誰かから強制されているのでない限り、アナタが自分の意思ではじめたのならば、ここは無理してでも、「中断しているだけ」と言いましょう。
そして、アナタがまた「もう一回、チャレンジしてみようかな」とふと思うときがきたら、
何事も無かったかのように、英語・英会話の勉強を「再開」するのです。
挫折は、とある辞書を引いてみると「事業や計画が途中でダメになること」となっていますが、ワタクシとしては、外国語を学習しマスターすることは、ダム建設や都市開発計画のごとく、そもそもからして超長期の計画に属するものだと思っています。
超長期で進行する物事については、なんであろうと、途中でその場足踏み状態となる
中断・休息があって、アタリマエじゃないですか。
ちょっとしたビルを建てるときだって、コンクリートを流し込んでから完全に固まるまで、
数日程度は寝かせたりするでしょう?
この寝かせている期間、無駄な時間が流れているというわけではないでしょう。
だから、その意味では自ら積極的に、自分のココロをだましにいくわけです。
「なに、ちょっとお休みするだけよ。そのうち、また再開するから。」とつぶやいて、ツラくなってきたら一時的に「中断」しましょう。
そしてそのうち、やりたくなったら、何事もなかったかのように、またはじめることです。
電気をつけたり消したりするように、学習というスイッチを、ONにしたり、OFFにしたりしているだけ。
はじめたり中断したり、また再開したり、このプロセスが途中に何度あったって、とにかく自分の気持ち的には、今でも続けているんだから、ノー・プロブレム。
そんな感じで、気楽に構えていることです。
せっかく自分が思いたってはじめたことですし、はやばやと完全に葬り去ってしまうのは、何と言ってももったいないじゃないですか。
英語・英会話の教材広告で、「英会話に挫折した私が、たった2ヵ月でペラペラになるなんて!」といった類のコピーがありますが、二重の意味で間違ってます。
挫折なんていうほどにそもそもちゃんとやってないはずですし、数ヶ月でペラペラになったりもしない。
はじめたりやめたりしながら、それでも勉強を続けていさえすれば、アナタのなかの工事中の「英語・英会話ダム」にも、水が少しづつ溜まってきて、工事を中断する期間が短くなったと感じる瞬間が、そのうちに訪れます。
ということで、本日から、「挫折禁止、中断歓迎!」でいきましょうか。