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    2007年09月25日

    通勤電車で読んでおぼえるのにピッタリの、実用英会話フレーズ集。


    ワタクシは自分で買った本のなかで、「これはイイ!」と気に入ったものだけ、この「そこツボ!」で、ときおりオススメするようにしているのですが。

    自己分析の結果、自らがオススメする本の傾向として、「英会話フレーズ集、しかも一冊に300フレーズ前後が収められているくらいのサイズのもの」を、とりわけ好んで紹介している場合が多いことに、気づきました。

    だんだん分厚い本や長文ものをこなす気力や体力が、薄れてきているんでないの…と、ワレながら内心、チョッと気にしてはいるんですが。


    ま、それはともかく、今回も一冊、オススメします。

    つい最近でたばかりの、新刊のようですね。
    千円札一枚で買えるにしては、お買い得感が高かったように思いました。

    「このニュアンス 英語にできますか?」 (ヴォリューム・エイト著、成美堂出版、998円)

    著者は名を明らかにしていませんが、日本人であることだけは、絶対に間違いないですね。

    しかも、おそらく、ビジネスマンなんじゃないかな。
    サラリーマンが日常で使うフレーズのチョイスなどは、実に、ツボにはまってますしね。

    オススメの理由としては、日々をこの日本で暮らす日本人でなければなかなか気づかないような微妙なニュアンスを含む日本語表現が、たくさん収められているからです。

    ”日常の生活で使われる日本語を英語にすると、何と言うか”という視点で編集された英会話フレーズ集は、それこそ掃いて捨てるほどありますよね。

    それらの本ではほとんど見たことがないような表現も、この本には結構入っているのですが、それにもかかわらず、この本にのっているような言い回しを確かに普段よく使っていることに、言われてみてあらためて気づく。

    一読して、そんな風に感じる本なのですね。


    会話のボディを構成する表現ではないけれど、つなぎ目となり潤滑油となって会話そのものが走っていくのには欠かせない、フレーズや言い回し。
    それらをスムーズに英語で言えたなら、どれだけ会話するのが楽になるかは、容易に想像がつきますよね。

    まずは書店で、別の日常英会話フレーズ本とも比べて、チェックしてみていただきたいのですが、たとえば、こんな表現が入っています…;


    (オフィスで)

    「バタバタしちゃって、すみません」
    「なるようにしか、なりませんものね」
    「さっすがー!やりますね」

    (いまどきの若者言葉)

    「だって貸してくれなんて、言えねえっつうの」
    「もう、やってらんないよ」

    こういう表現の意味するところを英語でいえるかどうか、ということではなくて、そのニュアンスをもっともよく醸し出す英語に置き換えるとどうなるか、ということが、この本のキモです。

    上の例で言うと、「言えません」じゃなくて、「言えねえっつうの」のビミョーな部分を、英語でなんと表現するかがポイントになるわけです。

    そういう日本語表現に対応する英語として、なぜこの本で採用したような表現をあてたのかについても、簡潔にポイントが解説されています。


    ま、しかしながら、理屈はホドホドにとどめて、こういうのはパターン表現として、まる覚えしたほうが早いでしょうね。

    全部で327の表現が入ってますから、通勤電車の行き帰りで読んでおぼえこんでしまうのに、ピッタリの一冊だと思います。

    一週間から十日でひととおり回すのに手頃なサイズですので、通勤時間が、ちょっと有意義なものになりますよ。

    ひとつだけ、使用上の注意点を。

    若者言葉を結構拾っては集めてきているのですが、我々が日常会話で使うとちょっと軽すぎる、ないしは品がない感じになる…という表現も、正直、結構な数が入ってます。

    そういうものについては、聴き取るための知識として仕込むことを優先し、会話での使用は控えるほうがよいでしょうね。
    著者も、その手の表現には「注意マーク」をつけているので、読む側としても、見分けはつくと思うのですが。


    それにしても、最近の若者言葉のなかに、ワタクシが知らない表現がいくつもあって、世代間ギャップを感じたのも、ちょっとショックでした。

    「カッケー」(カッコイイ、の意)はぎりぎりわかるにしても、「ハンパない」(半端じゃない、の意)とか、「まっぱで」(真っ裸で、の意)などの若者言葉って、そんなに市民権を得ているんですか…そりゃ知らなかったな。

    日本語の乱れが…と、つい説教をかましたくなっている自分に気づいて、イヤになったりして(笑)。


    ま、そういうことで、微妙なニュアンスの英語を、うまいこと会話に織り込んで使い倒してみたい方と思っている方に、オススメの一冊であります。

         
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