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「英語がうまい」の、意味するところを考える。


「あのヒトは英語が上手だ。」といった類の、ホメ言葉がありますよね。

はやくこう言われるようになりたいものだ、と内心思いながら、勉強を続けている方も、いらっしゃるかと思います。
ワタクシも、大学生の頃なぞは単純にそんなことを考えて、昼下がりの学食の片隅で、英単語帳などを広げていたものです。

いま振り返ってみると、「痩せたい」「お金持ちになりたい」「美しくなりたい」などと思うのと一緒で、そういうシンプルな願望を持つこと自体、それはそれで悪くないとは思うのですが。

ただ、よく考えてみると、これってあんまり芯のない、フワフワとした、今ひとつ掘り込みの浅い表現のような気もします。


これは最初の文の、「英語が」を「日本語が」に置き換えてみると、なんとなく共感いただけると思うのですが。

「あのヒトは日本語が上手だ。」

この場合、相手がノン・ジャパニーズの場合は、普通はストレートな賞賛となるわけですが、たいていの場合は、日本語会話がペラペラで、日本人的な感覚の機微にも通じているとこちら側が感じたような場合に、あまり深く追求もせずに、そのようにホメるケースが多いかと思います。
そうでしょう?

ところで、日本人である自分が、「日本語が上手だ」とホメられたとしたら、どうお感じになりますか?

「いや、だってオレ(ワタシ)、日本人だし…アタリマエじゃ?いったい何が上手だと思って、このヒトはホメてるんだろ?話し方かな?たとえ話が、ひょっとしてツボにはまったかな?それとも、話の中身が濃いということ?きれいな言葉使いでも、したかしら。そういや、遠縁がNHKのローカル局の元アナウンサーだったし、もしかして血筋ってヤツか?」などと、妄想を多少交えながらも、「日本語の『どこが』上手だったのか」についての具体的な追求を、アタマの中ではじめたりするんじゃないでしょうか。

最初の、ノン・ジャパニーズの日本語に対する賞賛と比べて、明らかにホメる対象が、より具体的で深いところの一部分を見ている、と思うんですね。

つまり、「自分の日本語の運用力の、どこか具体的な一部分が優れているからこそ、ホメられたのだ」と、反射的に思うわけですね。


これはすなわち、言葉は、そもそもこんな風に「分析的に評価する」ことが可能なものだ、ということです。

個別項目における評価ポイントの積み上げで、総合点がはじきだされるのであって、逆ではない。

最初に「アナタ、英語がウマイね。95点!」などと先に総合点をつけて、それから内訳を考えていくのは、理屈のうえではおかしいですよね…。

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何が言いたいのかというと、バクゼンと「英語が上手い」という状態を目指すことそれ自体は悪くないにしても、それだけでは単なる願望・イメージにとどまる。

そのイメージを現実のものとして実現するためには、分析的にアプローチしていく姿勢が必要だ。個別の項目を強化したうえで、すべて足しこんだ点数を向上させていくというやり方が必要になるんだよ、ということを、自覚したほうがよいということです。

個別項目とはすなわち、「読む」「聴く」「話す」「書く」の4技能ですが、さらにそれぞれの技能ごとに細分化して、考えていくこともできるでしょう。

学校のテストなんかと、考え方が一緒ですね。
高得点をとりたければ、強い部分はさらに伸ばし、弱い部分を強化することで、はじめて総合点が大きくあがっていくわけです。


英会話が上手なヒトは、本来は「(英語の技能の一部分に属する)スピーキングがうまい」と評価されるべきであって、「英語がうまい」かどうかはわからない。その評価をするには厳密にはまだチョッとはやいというか、検証が足りない、というべき
です。

むろん、日常会話などにおいて相手をもちあげるときに、いちいちこんな細かいことを考えてホメる必要はないでしょう(ただ、ワタクシだったら、相手をホメるときは、より「正しく、的確に」ホメる部分を探すようにしますが。そのほうが、効果的なヨイショになります(笑))。


ただし、アナタがほめられる側に回っている・ないしは回りたい場合には、こういう考え方にたてるほうが、おそらくはヨイだろう、ということです。

ほめられてただイイ気持ちになっているだけでは、イケマセン。


相手は、あなたの英語のいったいどの部分を、評価してくれたのか。

相手の高評価の影に回った自分の英語の弱い部分は、どこにあたるのか。

その弱点となる技能をパワーアップすれば、自分の英語は、さらに高い評価を受けることができるようになるのではないか。


このように「どこが」評価され、「どこが」評価されない影の部分に回っているのか、を冷静に見つめなおしてみることが、きっとアナタの英語力をさらに伸ばすことにつながっていくはずです。

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