猛暑の季節に、英語を効率的に学ぶ方法(2)。
梅雨も明けてしまい、果たして今年は、どこまで暑い夏となるのか…とおののいている皆さんに向けて贈る(笑)、「夏場特有の英語勉強法」。
本日は前回の続きとして、夏場の勉強の続け方のポイントとしてあげた点について、多少の補足説明をします。
まず、「夏は、がんばらないことが最優先。夏場の勉強に限っては、根性不要。」ということについて。
最近、某医大の先生が、夏バテについて寄稿していた新聞記事を読んだのですが、夏バテなどによる全身の疲労感・倦怠感は、肉体の動きの鈍さ・それにより体内に蓄積された疲労物質と、脳がそれを感じ取る感覚との「ズレ」によって生じる、のだそうです。
この時間的な「ズレ」というのが、結構大事なポイントですね。
体の疲れが事実として先にあって、脳への警告信号は、それより時間的に後にやってくるわけですね。
だから、夏で体力が落ちているのをアタマで「疲れた、しんどい…」と考えている時は、もう先に肉体が本当に疲労していて、体がアタマに一生懸命、そのメッセージを送っている最中なわけでして。
休養と栄養をちゃんととって、肉体的な疲れの回復にあてるべきであって、なまじな根性を出して無理すると、その疲れを取り除くヒマがないわけです。
わずかばかりの英語フレーズをおぼえんがために、ダメージが肉体に積立貯金のようにたまっていく…となってしまうと、得るものと失うもののバランスが、あまりにも悪すぎますからね。
ま、別に英語に限りませんが、いまや温暖化で20年前とは状況の異なる、猛暑の日本の夏。
夏場は、体調管理と健康維持が、フツーの人にとっては最大の仕事かもしれません。
いや、大げさではなくね。
ということで、その医大の先生が記事中で使っていた「夏場は根性など出さす、素直に休養を」というフレーズが気に入ってしまいましたので(笑)、そのまま使わせていただきました…。
週のうち2日は休息日にしようという提案も、基本的には、その「がんばらない」発想の延長線上にあります。
ワタクシは個人的には、どちらかといえば「毎日少しづつでいいから、英語の勉強を続ける派」だと思っているのですが、夏場だけは健康優先で、そのペースを多少緩めて続けることにしましょう、ということです。
これも、今週はいつといつを休みにして…とか、きちんと決めずに、その日その時の体調と相談してやっていくほうがいいと思いますね。
「今日は残業がきつくて、寝る時間が深夜を過ぎそうなので、明日は勉強は休もう」といった感じで。
別に2日の休息日が、3日になってしまう時があっても、いいじゃないですか。
涼しい時期になってから巻き返しを図ることにして、夏場は多少、スローダウンしましょうよ。
え?夏場に限らず、年中そんなペースですか?
…ま、生活習慣となっているなら、それはそれでいいんじゃないでしょうか。
えぇ、夏場は健康管理が最優先だから、他の季節よりはゆったりと勉強のスケジュールを組みましょう、ということが言いたいので、そこはちゃんと趣旨を汲んでくださいね(笑)。
明日は、「夏場の勉強は朝に」ということについて、話を続けたいと思います。