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    2007年07月25日

    アナタの英会話力を「つや出し」するのに、ピッタリの一冊。

    本日は、オススメ本のご紹介です。


    ネイティブ英語の10ヵ条―もっと話せる!もっと伝わる!! 
    (デイビッド A.セイン (著) 、インディゴ出版、1,200円)

    この6月頃に発売された本ですね。

    基本的な英会話表現を使える人が、その会話表現のほんのちょっとしたところに気を配って、つけ足したり修正したりするだけで、より生き生きとした、英語らしい英語になってくる。

    いわば、あなたの英会話表現の「つや出し」をしてくれる本、そして、あなたが身につけようとしているのが英会話の単なる技術ではなくて、コミュニケーションそのものなのだということを、あらためて思い起こさせてくれる本です。

    タイトルにもうたっていますが、「強調して」「ソフトに」「フレンドリーに」「丁寧に」「自然でカジュアルに」「楽しく」「上品に」「慎重に」「知的に」「短く」、話すべし!と、10ヵ条から成る切り口を設定してあります。

    そして、これまで学校英語で学んできたような英会話表現が、より生き生きとしたフレーズに生まれ変わるよう、「ふつうの英語」VS「もっとネイティブな英語」として、日本語訳もつけ微妙なニュアンスの違いがわかるように対比させながら、実用的なフレーズをコンパクトな解説付きで掲載しています。

    この本を一通り読んで、このデイビッド セインさんは、英語を聞く側への配慮を高めることが、英語力を向上させるカギになると考えているんだな、と感じました。

    ワタクシは、彼の著書を何冊か持っていますが、どの著書も、「アナタの英語を聞いた相手がどう感じるのか」を、ていねいに説明しています。

    終戦後の英語教材などほとんどなかったような時代ならともかく、これだけ英語を勉強する環境が満ちあふれている、いまの日本。

    「とにかく言いたいことが伝われば、それでいいのだ」という態度で英会話を学ぶことから、もう日本人を卒業させることが自らの使命だと、ひょっとしたら、彼は考えているのかもしれません。
    それくらい、彼の著書はすべて、「聞く相手の目線と感情」に一貫してこだわった編集がなされています。

    とくに初心者の人こそ、学習の最初から、このような細かい微妙なニュアンスの違いにこだわった本を読むところからスタートしたほうがよいと思います。

    日本の英会話教育は、どちらかというと、「文法重視、最初は意味さえ正しく伝わればOK」という、いわば「自分中心主義」的な学習アプローチが長く続いていました。

    表現のブラッシュアップなぞ、そこそこ上達した後に、最後のつけたしで…という雰囲気が強いような感さえありますが、英会話もコミュニケーションの手段である以上、相手の感情と思いに気を配ることを学習の初期段階で意識して身につけていくことで、得られるものがたいへんに多いように思います。


    この本から、1つだけ例をあげておきますね…。

    「ちょっと手伝ってもらえますか。」は、普通は"Could you help me?"と、言いたいところですよね。

    ただ、これは「相手に対して真剣に助力を求める」というニュアンスがあるので、もっと気軽な感じでちょっと手を貸して欲しいと頼むときには、「help out」を使う。

    "Could you help me out?"とすると、その「ちょっと感」のニュアンスが、正しく伝わります。


    どうですか?
    こういった感じで、「ほう、ナルホド」と思わせるネタが、満載です。

    英会話力をつや出しするのにピッタリ、と申し上げたその「感じ」が、おわかりいただけますでしょうか?

    コーヒーでも飲みながら、読みたいところから気軽に読んでいくと、アナタの英会話表現をよりナチュラルにするために大いに役立つ、オススメの一冊です。

         
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