日々の生活に英語を影のように寄り添わせる、ちょっとした工夫。(4)
「英語を日々の生活の場面で意識する、ちょっとした工夫シリーズ」の4回目。
本日は、「街中にあふれる英語の広告・看板を、なるべく読んでみること」がお題です。
ま、さすがに、これをやっている人は多いでしょうね。
だいたい、広告を出すほうも、英語で読んでほしいからわざわざ載っけている面もあるのでしょうから。
昔は、いや今でもかなりそうですが、ご存知のとおり、日本の広告・商品ロゴにおける英語コピーは、完全に「ハイカラな(死語)イメージを出すためのデザインの一記号」という位置づけにありました。
モロモロの日本の商品コピーなどでの英語のムチャクチャな使われ方については、以前も少し書きましたが、さすがに大企業の広告では、おかしな使われ方をすることがほぼ無くなってきているように思います。
でも、大企業のちゃんとした広告を除いては、まだまだ実情はひどいようですが…
えぇ、話を戻して。
テーマとしては、「日々の生活の場面で、いかに英語を意識しモチベーションをキープするか?」ということですので、街中にあふれかえる英語広告や英語表記を有効活用しないのは、あまりにもったいない。
ただし、間違いだらけであることも確かですので、じっくり英語コピーをにらんで表現を学び取ろうと思うことまでは、まずありません。
「これらの英語は、間違っているのがほぼ全部」と、最初から決めてかかって見て、間違い探しをしたり、もっといい表現はないか?などと、あれこれ考えて楽しむのが、個人的にはよいように思います。
ワタクシの住んでいる田舎を走っているJRの車両は旧型なせいか、いまだSmoking is prohibited in this train…などと馬鹿テイネイに長々と書いてあるものなども多くて、ボーっと目で追いながら「受動態か!」などと、タカトシ風にココロの中でひとりツッコんだりしてますが。
どこかヘンだが、どことまではっきりと指摘できない…ということも、多々ありますよね。
本当は書き取って、持ち帰って調べるほうがいいんでしょうけど、面倒くさくてそこまではやりません。
だいたい、それをやりだすとキリがなくなるし(笑)。
たまに例外もあって、かなり長期間やっているJTのマナー広告なんかは、車中でじっくりと日英コピーを比較したりします。
これもやっているヒト、かなり多そうですけど。
ちゃんとネイティブにコピーを練ってもらってる英語ですから、「日本語のこのコピーを対訳を、英語ではこうしたんだ、さすがに上手いなあ」などと、内心思いながら、電車の上のほうにブラブラと揺れる中刷り広告を、よく見上げたりしております。
このJTのマナー広告、広告の意図そのものについては批判も賞賛もあるようですが、間違いだらけの英語が日本の広告にあふれるなかで、まともな英語コピーをちゃんと配しているだけで、ワタクシとしては、個人的にかなり点が甘くなってしまうんですが。
ということで、広告英語や商品英語を見て、間違いや不自然さを探して楽しむのは、いずれにしても日常生活で英語を意識するという点からは、もってこいと言えるでしょう。
もしそういうことを意識していなかった方がいましたら、タウンウオッチングの一コマとして、オススメしたいところですね。