日々の生活に英語を影のように寄り添わせる、ちょっとした工夫。(3)
「英語を日々の生活の場面で意識する、ちょっとした工夫シリーズ」(笑)も三回目です。
このシリーズ、あと2回分くらいは、持ちネタがあるかな。
なにせ、自分が日常心がけてやっていることを、書いているだけですから(笑)。
さて、今日は、会社の仕事や学校、あるいは帰宅後にパソコンをよく使うヒトに向けた、小ネタです。
唐突ですが、調べものをするときの検索エンジンは、何を使っていますか?
やはりYahoo!でしょうかね。日本では、一番使われているそうですし…。
今日は、Googleの数あるツールの中の「Google翻訳」を、ちょっとした時にも使い倒しましょうね、というお題です。
「なんだ、翻訳かよ。それに自動翻訳だし、不正確じゃん…」と、思われましたか?
ま、とりあえず聞いてください。
このGoogle翻訳、日→英も英→日も(それ以外のパタンも、もちろんありますが)用意されていますが、もう絶対的なメリットというのは、その翻訳の手軽さと高速スピードにあるわけです。
やってみるとわかりますが、翻訳ソフトや辞書サイトを立ち上げて…となると、該当する単語や文章を探し、目的とするフレーズにたどり着くまでに、結構な時間がかかります。
Google翻訳は簡単。
この画面を、ちょっと見てください。
まず、「原文」ボックスの下にある設定を、「日本語から英語へ BETA」にセットしておきます。
(その下の「ウェブページを翻訳」は、今回のお題に関係ないのでどちらでもよいですが、ただし翻訳の精度自体は、メチャクチャ落ちますよ。)
そして画面右上の「翻訳ブックマークレットボタンをインストール」のページに行き、「日本語から英語へ」のリンクを、このページに書いてあるとおりの手順で、アナタのブラウザの「お気に入り」に追加しておくわけです。
ちなみに、アナタの「お気に入り」の一番上などに置いておくと、パッと使えるので、ベターかと思います。
これで設置完了。カンタンでしょ?
で、これをどう使うか、というとですね…。
アナタが会社の仕事でも学校の調べものでも、ニュースを読んでいるときでも日記を書いているときでも、ちょっとした日本語の単語や文章で、「これ、英語で言ったら、なんて言うんだ?」と思う瞬間が、時々ではありますが、必ずあるじゃないですか。
英語・英会話の上達に関心を抱いている、アナタならば。
そのときに、その日本語の単語なり文章なりを、マウスで範囲を指定し、先ほど登録したお気に入りの「日本語から英語へ」をクリックすると、「原文」ボックスには、もう先ほどの調べたい日本語単語・文章が自動記入されていて、右側に対応する英語訳が載っているはずです。
慣れたら、本当に1秒ちょっとくらいで、なんとかアナタの知りたい「日本語の対応英語訳」らしきものに、たどり着くことができるわけです。
これって、すごいスピードだと思いませんか?
そう、アナタが心配されるとおり、自動翻訳なので、はっきりいって正確性に乏しいし、文字化けもしょっちゅう起きるはずです。
でも、それでも別に、いいじゃありませんか。
こうやって「この日本語、英語だとなんていうんだ?」と思った瞬間に、とにもかくにも、対応しそうな英語にパッとたどり着けるというコトそのものが、アナタの英語に対する意識を日常生活に自然に溶け込ませる効果をもたらす、と思うのです。
アナタの頭に浮かんだ、何の日本語でも、どんな文章でも、Google君がガンバってなんとか英語に置きかえて、アナタに返してくれるんですよ。
これって、ナカナカにすばらしいことじゃないかと、思うんですけど。
「なんだこれ、文字化けしてるよ」と思ったら、その日本語を別の意味に置き換えたり、あるいは単語にして、もう一回チェックしてみる。
そういうことがお手軽に、自分の今の仕事なり作業なりの流れを止めること無しにポンとできることに、計り知れぬメリットがあるわけです。
もし、満足な答えが得られなければ、別にそのまま放っておいてもよいですし、もしどうしても正確な訳が知りたくなった場合は(結構なことです!)、「英辞郎」などを使って、あらためて調べなおしてもよいでしょう。
要するに、日常生活で「これ、英語でなんていうの?」という素朴な疑問が浮かんだ瞬間を、できるだけとりこぼさないこと。
これが、英語に関するアナタのセンスを長期的に磨いていくためにはとても大事なことだと思うのです。
たとえ得られる回答が不完全なものであったとしても、です。
不完全な自動翻訳を見たときに、「これはこうは言わないだろう」「この訳はヘンだろう。むしろ××じゃないのか?この英単語だと思うけど、日本語に逆翻訳したら、何がでるかな?」などと、アタマのなかで行きつ戻りつの思考プロセスを日々の生活で持つことが、アナタの英語の地力を、少しづつ高めていきます。
これに匹敵するのは、手元に辞書を置いて、引き引きしながら…という従来のやり方でしょう。
正確性ではもちろんこちらが優るでしょうが、今やっているパソコン作業と、それにかかわる思考の流れが中断されてしまいますし、なにより「英語・英会話学習」をやっているという雰囲気が強くなっちゃって、長く続けるのが難しくなったりする心配があるわけです。
パソコンの画面だけで、なんとか一連の思考作業が完結すること。
そのことにも意味があると思うわけです。
正確な英語じゃないとダメ!という考え方は、ちょっと脇に置いておくほうがよい場合もありますよ。
アナタが話す普段の日本語だって、いつも文法的に100%正確なワケじゃないでしょう?
と、いうわけで、あながち機械翻訳だって、使い物にならんと馬鹿にして切り捨てたもんじゃない、使いようによっては、英語力を磨く武器になるよ、というおハナシでした。
さっそく、「お気に入り」に追加しておきましょう。
あ、そのついでに、ワタクシのこのブログも追加しといてもらえると、もっとウレシイかも… (笑)。