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    2007年06月12日

    「上達した自分の姿」のイメージにつき、取扱注意のこと。

    今から話すことは、別に英語・英会話だけに、限ったハナシではなくて。

    およそ努力の積み重ねの結果として、技術的な向上が得られる分野なら、なんでもそうではないか、と思うのですが。

    英語が通じたときの喜び、これは、ひとえに、「自分の英語で、コミュニケーションがとれた!」という嬉しさに、つきると思います。

    しかしながら、自分の英語がうまく通じなかったとき、または自分の口からうまく文章が出てこなかったときの心の動きは、実は、その逆の「自分が、うまくコミュニケーションをとれなかった。」という悔しさ、ではないのですね。

    これは実のところ、『自分が思い描いていたイメージを実現できなかった、自分のイメージと現実との間に、隔たりと落差があることをはっきり思い知った、悔しさと苦さ』なわけです。

    うまくいったときといかなかったときの、アナタのココロの動きは、はっきり質が違うんです。

    失敗したときは、相手とのことには、チラとも思いが至らないわけですな(笑)。

    で、大事なことは、我々のそのイメージというのが、実にもろい、根拠のない、想像の産物に過ぎないことを、はっきり自覚することだと思うのです。

    アナタの、そのイメージには、なんの根拠もないわけです。

    だから、根拠がないものと現実との落差を嘆いてみたところで、意味がない。

    アナタが、英会話の現場でうまくしゃべれなかったときには、うまく行った時の反対の感じ方、すなわち「なぜコミュニケーションできなかったのか」、という思いにまず至らないといけない。

    発音がおかしかったのか、文章の組み立てがまずかったのか、単語の使い方がまずかったのか、それともTPOをわきまえなかったせいか、などなど。

    そういうことをまず考えるほうが、頭の中で独り歩きしているイメージとの違いに、内心ひとりで腹を立てているよりも、アナタにとっては、ずっと有益なことだと思います。

    ワタクシは、別にイメージ・トレーニングの専門家ではありませんが。

    ただ、イメージをコントロールするというのは、どんな分野でも、相当に腕が立つというか、ベースとなる実力のレベルがかなり高いヒトにとって有効な作業になるのであって、初心者のイメージ・トレーニングは、相当に難しいんじゃないかと思います。

    自分のイメージに、結局負けてしまう、というか。

    昨日今日バットを持った人間が、ホームランのイメージ・トレーニングをいくらしたところで、かすりもしないのが、フツーなんじゃないですかね。

    まずは、正しいバッティング・フォームとスイングを学んで、自分のそれがどうなのか?をチェックしない限りは、ヒットすら打てないよ、ということじゃないかと思います。

         
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