「ツァイガルニク効果」ってはじめて聞いたけど、ちょっとマユツバ(笑)。
「そこツボ!」日記の管理人、ドナでございます。
朝の起きぬけは、コーヒーをすすりつつPCを立ち上げ、RSSリーダーで登録記事を読むところからワタクシの毎日はスタートするのですが、以前もご紹介したサイト「シゴタノ!」に、以下の一記事を見つけました。
「シゴタノ!」 覚えたければ安心しない
未完了の、目標が達成されていないことは、完了したことに比べると、より思い出しやすいという記憶上の効果があることが、実験で立証されている。
これを「ツァイガルニク効果」というんだそうですね。
だから、どうしても気にかかる本があるなら、わざと最後の部分をちょっとだけ読まずに残しておく。
そうすれば、脳が緊張感を保つことによって、その本のことを忘れにくくなるという記憶の保持効果が、期待できる。
これが、「ツァイガルニク効果」。
うーん、マユツバ(笑)。
この効果自体は、実験もされているようですし、否定するつもりはまったく無いんですけど。
でも、普段あまり本をたくさん読まないヒトとか、当人にとって結構特殊なジャンルの本や映画の場合とか、そういう限定された条件のもとで、発揮される効果のような気がします。
だって皆さん、英語の本や参考書でも、最後まで読みきらず、中途半端に三分の一とか半分とか読んだだけで終わっている本が、結構いっぱいありますでしょう?
あるはず!
ワタクシの書棚には、そんな英会話本や英単語本が、もう山のようにあります(笑)。
ま、個人的には、本棚に自分の本としてあるということが重要だと思っていますので、さほど気にしてはいないのですが。
それに、一冊の本のうち少しでも半分であっても、読んだところまで血肉になっていれば良し、とする考え方ですし(経済面では、そりゃ非効率ですけどね)。
話を戻すと、そういう中途半端で未読了の本が増えてしまって、そちらのほうが普通になってしまうと、脳が緊張感を保ったままというのは無理なんじゃないか?
そして現代人がいかに本を読まないと言われているとはいえ、知識吸収をはかろうとするごく普通の学生なり社会人なりは、脳が緊張を放棄する程度の冊数は、皆さん読んでいるんじゃないの?と思ったわけです。
そうなると、「ツァイガルニク効果」の出番は、かなり限られてくるんじゃないんでしょうかねぇ。
この実験をしたロシアの学者さんは1947年が没年のようだし、本がこんなに大量消費される時代がくるとは想像できなかったのかもしれません。
もちろん、インターネットも無かったですしね。
ということで、個人的には。
本の内容を覚えておきたければ、ヘンに途中からわざと未読にしておくなどの小細工はせずに、ある程度時間がたってから、その本をもう一度ざっと読み返すほうがまだよいのでは?と、思ったわけであります。
皆さんは、どう思われますか?