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2007年04月03日

(1)「目にあまる英語バカ」を、読んで。

ちょっとすごいタイトルの本があったので、立ち読みしていたら止められず、つい買ってしまいました。

「まれに見るバカ」を書いた、勢古浩爾さんの新刊のようです。

「目にあまる英語バカ」 (勢古浩爾、三五館、1,260円)

前半の、会社から芸能界に至るまでもういやでも目につく、彼が言うところの「英語バカ」にむかっての数々の罵詈雑言を読んでいるだけでも、ずいぶん楽しいのですが。

ご本人が「本書を読んでも英語はまったく上達しない」と、まえがきの一発目に書いておられますが、少なからぬ英語学習のヒントも、この本にちりばめられているように思います。
amazonなどでもレビューがまだ無いようですし、少しご紹介したいと思います。

まず、勢古さんは、

・英語を宝石のような、だれもが羨む「かっこいい」ことの証明であるかのような、自我の装飾物としか考えていない人間

そして、

・なんの必要もないのに英語がしゃべれないことを「かっこわるい」と思う者、または英語ができる人間に嫉妬する類の人間

を、まとめて「英語バカ」と定義します。

「英語バカ」の根本は「白人(西洋)コンプレックス」であり、このコンプレックスが若い世代になくなりつつあるといわれる現状を、「大ウソである。」と断じています。

そしてこの本の前半部分では、「英語バカ」が、会社・作家・芸能界・政治家・学者そしてスポーツ選手に至るまで、ありとあらゆる所でゆがんだ形の英語・英会話熱がはびこっている現状に対して、悪態をつきまくってます。

もっとも、悪態とはいっても、割と爽やかな印象で、笑い流して一気に読めます。

これはおそらく、自身の英語力がたいした水準にはないと謙虚に構えていることと、英語・英会話に日本中で浮かれる今の状況を、「恥の感覚」を持って見つめているから、なのでしょう。

「英語第二公用語論」を、「空疎、形式的、妄想、愚劣、無内容。ようするに寝言」とあっさり切捨て、英語の小学校必修化も不要、ひいては「日本人に英語は基本的に不要である。不要だから日本人は英語を勉強しない。勉強しないからしゃべれない。当たり前のこと」と、まとめちゃいます。

また、よく言われる、中学高校大学と10年も英語を習って日常会話も満足にしゃべれない、というのは大ウソ、と言い切った上で、

「あなた、ほんとうに「10年間」ちゃんと英語を勉強しましたか。毎日1時間でも2時間でもいい、10年やったですか。・・・日本人は実質的には500-600時間相当しかやっていない。・・・そんな程度の勉強で「うまくなるはずがない」のである」

としています。

ちなみに、同書内の引用によれば、私たちは日本語を習得するにも、小学校にあがるまでざっと2万5,000時間という膨大な時間をかけている、のだそうです。

ちょっと長くなりましたので、明日は勢古さんがいうところの「絶対に英語が上達する一般的方法」について、もう少し引用を続けてみたいと思います。


     




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