「英単語を暗記する7つのコツ」のいくつか支持、いくつか反対。
ネットであちこち見ていたら、『ニューズウィーク日本語版』に英単語の語彙力アップに関する特集記事が出たそうで。
引用の孫引きになりますが、以下のサイトに、その7つのコツ(とそれについての論評)がでていましたので、まぁ、ご覧ください。
シゴタノ! 心理ハック-英単語を暗記する7つのコツ
このシゴタノ!の記事そのものは別途じっくりお読みいただくとして、やはり元ネタの「英単語を覚えるための7つのコツ」、とやらについて、ワタクシもいくつか「ホゥ!」と思うところがありましたので、その話をしますね。
(以下は、上のオリジナル記事のナンバーに沿ってますので、ご参照ください)
まず、最初の「1. 6回以上繰り返す」ですけど。
これ、なんだか眉唾モノの話のような気もしますが(笑)、どう思われますか?
4、5回でもいいんじゃないのかなぁ。
または、今日は3回やって、次の日に復習を2回とかのほうが、いっそう効果的な気もしますけれどね。
でも、まぁ、専門家がおカネかけて研究しているんだから、きっとそうなんでしょうねぇ(笑)。
そうだということにして、次を見てみますと…。
「2. 単語帳を賢く使う」
これは、趣旨は賛成です。
ただ、単語帳はその作成にかける時間そのものが結構な問題なんじゃないかなぁと、個人的には思いますね。
この中で例題としてあがっている「アクセントにあわせてこぶしを振る」って、面白いですよね。
これがクセになると、単語帳を開くたびにこぶしを一人で振らないと、覚えた気がしなくなるんだろうなぁ。
個人的には、ブンブンこぶしを振っている姿は、特に繁華街とかでは、あんまり見られたくないですけど。
「3.時間制限で使える語彙に」
これ、どういう状況で、三人そろえてやるんでしょうか。
語彙を増やすために…うーん、はっきりって方法論としては、現実感ないですね。
「4.多読の効果を引き出す」
これは、ちょっとハードルが高いような気がしましたね。
95%から98%の理解ですか…90%ぐらいで、なんとかイケルような気もするんですけどね。
あと、パーセンテージの問題というよりも、その文章にとって必須のキーワードを捉えているかどうか?のほうが、より重要なんじゃないか、と思いました。
「5.関連語は一緒に覚えない」
これが一番「だよね!」と、思ったところ。
よく英単語集とかで、類語をいっぺんにまとめてあるヤツが結構ありますが、あれって意外と覚えにくくないですか?
ワタクシは、実はその手の単語集での覚えが個人的にものすごく悪かったので、この部分には深く賛同し納得するものがありました。
従って、「6.辞書を賢く使いこなす」「7.攻略法を使い分ける」についても、いずれも賛成であります。
ということで、ワタクシは、ニューズウィークのお墨付きも得て(笑)類語のグルーピングによって英単語を覚えるやり方は、(今までもやってないけど)今後はたぶんますます確実に、やらなくなると思います。
(あ、でも十人十色、ヒトそれぞれですから、それで上手く覚えられているヒトは、どんどんそのままいってくださいね(笑))