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    2007年04月15日

    「日本人のやりがちな英語のミス」的、英会話本への私見。

    書店の英会話本コーナーを訪れると、必ず目にとまるのが、いわゆる”日本人がやりがちな英語のミス”を解説するコンセプトの本です。

    英会話本としてはすでにひとつのスタイルとして確立された感がありますが、要するに、

    「日本人はこういう場面・状況の時に、こういう英語表現をよく使いたがる。しかし、それはかくかくしかじかの理由で、不適切ないし間違いであって、正しくはこういう風に表現するのである。」

    といった立て方で、企画し編集されている本ですね。

    まぁ、具体的な署名まではさすがに書きませんけど、だいたいはタイトルの中に「日本人」「英語」「ミス」という3語が、よく使われていますね。ホントにそういう英会話上達本が多く、よく目にとまります。

    実はワタクシ、勉強はじめたばかりの昔は、このコンセプトの英会話本を結構よく買ったんですね。
    単純に、しゃべっているときのミスを減らしたい、と思って(笑)。

    しかし今や、率直にいって、こういう本で吸収した知識は、実際の英会話の場面ではあまり役にたたないのではないか、と思うようになっているわけです。

    そりゃ、知識としては有用で、読んだらその分は利口にはなると思うし、そういう意味では一冊くらいは持っていてもいいんですけどね。

    ただ、そういう本で読んだ知識が直接英会話の場で役にたった、という風にはあんまり感じたことがないんですよ。

    なぜかな?と自分でも思うんですが。

    思い当たる一番の理由は、ですね・・・。

    我々日本人が英語を話すときに、基本線として、”ミスだらけだけど言いたいことはわかる、なんとかコミュニケートできる”、というのが、まず我々の英会話の現実だと思うので。

    例えば、ある固定した一文を示されて、ここが誤りです、正しい英語表現はこうです、と書かれた文章を覚えたとしても、ぴたっとその正誤比較をアタマの中に再現しながら、話したりはしないですよね。

    普通は、アタマの中に思い浮かんだイメージ・感情のようなものを、なんとか直接英語の表現に置き換えようとしませんか?

    だから、あえて間違った表現を、いくら正誤のかたちで示されたところで、何もチラッとでも、潜在記憶に刷り込む必要はないと思うのですよ。

    正しい表現だけをおぼえるようにすればいいはずです。

    他にどれくらい多くの日本人が、一般的にそういう誤った英語表現を使っているのかなどは、あなたの英会話力の向上と、なんの関わりもないことです。

    正しい表現をたくさんおぼえていく過程で、いわゆる語感も研ぎ澄まされてきますから、誤った表現を見たとき、アナタが地道に英語の勉強を続けている限りは、いずれは直感的に「ヘンな言い回しだ、これはなんかおかしい」、とピンとくるようになってきます。

    その時にもし理由をどうしても知りたければ、はじめて比較すればよいことであって、最初から正誤比較をしながら英会話の勉強を進めていくのは、英会話の上達という目的からは、ワタクシは回り道になりかねないと思いますね。

    誤った表現についての解説なぞをよむ時間があったら、まずは、正しい適切な英語表現をひとつでも多くおぼえるほうに回すべきです

    あ、ただ最後に念のため書いておくと、英文ライティングについては、こういう正誤比較型の参考書は有用だろうと思います。

    目で正誤の文章をみながら、自分なりに比較できる場合ね。

    こういう、手を動かして書くような時は、何が間違いかをはっきり視認できるタイプの参考書は、大いに、役にたつでしょう。

    会話なのかライティングなのか、目的によって使い分ける必要があるということでもありますね。

         
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