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2007年03月15日

(2)英文は速読するに限る。

英文を速読することの効用は色々ありますが、一言でいうと「通常以上のスピードで読むという負荷をかけることで、脳の処理速度が速くなる」ことでしょうか。

そしていったん脳がスピード慣れしてしまうと、普通の速さで読むときに、脳内の処理回路にすっかり余裕ができてしまって、文章を追って意味をとる以外に、頭の中に生まれた「ノリシロ部分」を使って、ほかのいろいろなことに思いをめぐらせることができるようになってくるのです。

この速読による副産物として手に入れた「ノリシロ部分」の効用には、ことのほか大きなものがあります。

つまり、それまでは意味がとれても、その文章が織り成す体系が、頭の中で全くイメージできていなかったのに、このノリシロ部分が作動することによって、全体像を把握するのみならず、それに対する自分の意見や思いを巡らす「精神的余裕」というヤツが、生まれてくるわけです。

言い換えれば、本当の意味で文章を味わうことができるようになってくる、のです。

別に英語でなく、日本語でもよいのですが、今の自分の読解力を大きく超えるような文章を読んだときに、目で字面を追うことで、日本語として書かれている一文一文は一応わかるけれども、結局はトータルで何を言いたかったのか?という、「メッセージが、さっぱり頭の中にイメージできない」ご経験はありませんでしょうか。

あれは、たとえ普段から使っている日本語であっても、難解な文章の表面上の字面を解読する作業に脳が酷使されていて、ノリシロの部分がない状態になっているからではないか、と思うのです。

英語を速読する練習を重ねることで、この頭の中に「ノリシロ部分」を作る作業が、だんだんと容易になってくるわけです。


     
       



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