(2)英会話 表現のバリエーション
英語表現のバリエーションという意味では、「あいさつ」と「あいづち」の、二つの”あい”は、英会話においてもかなり大事なんじゃないか、と昔からワタクシは考えています。
この「挨拶」「相づち」の二つに関する表現は、もうバリエーションをいっぱいおぼえておいたほうがいい、と思うんですね。
「あいさつ」は、会話のとっかかりをきる口火となるもので、「あいづち」は、コミュニケーションがとれていることの相互確認、だと思うんですよ。
この二つで、いろいろな角度から言葉としてほうれる技術が習得できると、仮にこちらの語いが少なくても、相手もまた続く形で言葉を投げ返しやすくなり、コミュニケーションが比較的長い時間、とりやすくなります。
「英会話」といっても、会話は会話、何もこちら側が機関銃のようにしゃべってなければいけないというルールは、別に無いわけですから。
話と話の間を状況に応じた合いの手でうまくつないで、全体の流れがとおるようにすることも立派な会話だと思うんですね。
それに、上手にあいづちが打てるということは、相手の話をきちんと聞いている、ということと同じですから、それができるヒトは、英会話でも、結果的にリスニングの力も上がってくると思うんですよ。
こういうのは、日本語でふだんなにげない会話をしているときに、「あ、いま自分が思わずいったあいづち、これ英語でなんていうんだろ?」と時々ふりかえってみて、ココロの中でそれが言えるようにつぶやいてみる練習をするとよい、と思います。
そして、こういう風にヒトの話をきけようになったアナタは、きっといつの日か、日本語でも会話上手なヒトだと周りから見られるにちがいないと、ワタクシは思うわけであります。