(5)「英語がペラペラ」を考える
「パターン化された会話や表現を大量におぼえる」というのが、英語ペラペラ族を目指すためのひとつの方向性だ、というお話の続きです。
自分がパターンとしてなげかけた言葉に、会話の相手が予想外の返答を返してくる場合、当然ありえますね。
そうなると、「勉強してないよ、わかんない~、ひ~!」となるわけですが(笑)
しかし、ですね。
およそ7~8割は、「想定の範囲内」(古いですね、もはやこのフレーズも)の返事が、なにかしら返ってくるはずですよ。
だいたい、心の内を深くおたがい見せあって、何でも話し合う間柄の人って、家族とか恋人とか長年の親友とかはもちろん除いて、そんなにたくさんはいないですよね、普通は。
ワタクシがわざわざ言うまでもないですが、日常であれビジネスであれ、どうしたってある程度、「相手との心理的距離感をはかりながら、会話を進める」ものじゃないですか。
日本語も英語も、いやたぶん普通にこの日本で勉強する外国語は、そこのところは同じなんじゃないでしょうか。
(ワタクシは英語以外は2言語しかかじってないんで、断言こそできませんが…。)
そうなると、大体の場合、返ってくる言葉も、パターン化を免れないわけですよ。
なので、「AといったらB」というパターンがあったとして、「AといったらC」と、あるいは返事が返ってくるくらいの変化のバリエーションしかないわけです、たいていの場合は。
このBやCといったパターンをおぼえる前から、たとえば「Aといったら阿頼耶識」という予想外の回答にすくんでしまうことはないし、そもそもその手の心配のしすぎは体によくない、と思うわけですね。
続きはまたです。