(1)「英語がペラペラ」を考える
英語と英会話に対する思いを、今日からボチボチと書き綴っていきますね。
昨日は30年も英語と英会話に関わって…みたいに書きましたが。
当然ながら、世の中には、自他共に認める、俗にいう「英語ペラペラ」の方もたくさんいることでしょう。
この「英語ペラペラ」という状態は、英会話を始めたばかりの時にケッコー深く考えずに、とりあえずの目標として、目指しちゃったりするもんですよね。
英会話の教材とかでも「×ヶ月で英語がペラペラに!」というメッセージを、色々表現こそ変えているものの、手を変え品を変えアピールしてますよね。
「わずか一週間で!あなたの口から英語があふれ出す!!」とかなんとか。
ワタクシなど、フレーズが口の中に詰まって出てこないことは多々あれど、なかなか簡単にあふれ出したりはしてくれません。
ここで「英語ペラペラ」っていうのは、いったいどういう到達点を指すのかを、ちょっと考えてみたいと思います。
「×ヶ月で英語がペラペラに!」という宣伝文句、これは正しくもあり正しくもない、といったところではないか、と思います。
つまり、「ペラペラ」なレベルを自分なりにどの水準に置いているか、ということで、もう人それぞれなわけですね。
例えば、なんでもよいのですが、「旅行関連」の話題だけは英語で実に上手に話せる、会話できる、という状態は、ありえますよね。
「バスはどこで乗り換えるのですか?」「このお土産たっか~い、少しまけてください」とかなんとか、旅先で全く会話に不自由しない状態。
このヒトは、こと旅行中の場合は、英語が「ペラペラ」といっても、そんなに間違ってないですよね。
これで、自分でも自信を持っていさえすれば、例えば一緒に旅行中のお友達がそばでみてると、「自他共に認める」英会話上手、となるわけです。
ほかにも、「道端でお天気などのあいさつ」は、もう機関銃のようにしゃべるとか。
「あら~山田さんの奥様、おはようございます。今朝はお寒いですわね~なんでも北海道ではもう雪が積もって、大変なんですって。主人が単身赴任して5ヶ月になるので電話で昨日もぐちをこぼして大変ですのよ、オホホホホ…」とかなんとか。
あ、オフィスでの電話のやりとりなんか、事例としてはいいですね~。
これから英会話でもいっちょやってみっか!と思っている方は、「電話リンリン英会話」表現のパターンに熟達すると、結構自信がついちゃったりするかもしれませんよ。
「プルルル…はい、○×商事でございます。営業課のゴンゾウでございますか?申し訳ございません、ただいま外出して席をはずしております。戻り次第こちらからかけさせますので・・・はい、5時以降でございますね。了解しました、失礼致します。」
ガチャッ。
「おい、聞いた、今の?アイツ、英語うまいじゃ~ん!」なんて、隣の同僚が昼飯時に言いふらし、あっというまに会社の英語ペラペラ族扱い。
また、ちょっとしか話さないと、かえってやたら効いて上手にみえたりするんですねえ、これが…
三つほど事例をあげましたが、共通点はおわかりになりますでしょうか?
この続きは、また明日書きます。